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【おたぽる】

小児性犯罪の元加害者「実名・顔出し」番組出演に賛否 「児童ポルノがトリガーに」表現の自由にも言及

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

【おたぽるより】

 AbemaTVのニュース番組『AbemaPrime』が12月16日放送分で「当事者に聞く“小児性愛”」と題し、先日被告が無期懲役の判決を受けた新潟女児殺害事件をはじめ、子供が被害者になる小児性犯罪を取り上げた。特集では、実際に子供に対する性犯罪で逮捕・起訴された元加害者の男性が実名・顔出しで出演し、ネットで物議を醸している。

 番組に登場したのは、50代後半の男性。番組の説明によれば思春期前の男児が性の対象で、「子供に『許されない行為を犯してしまった』と後悔している」とされていた。実際に逮捕されたのは38歳のころ。男児の口をガムテープでふさごうとしたが、抵抗する男児を見て「子供の命を奪ってしまうかもしれない」と恐怖感を覚え、男児を解放。その後警察に自首し、強制わいせつ事件で起訴され、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けた。

 小児性犯罪は再犯率が高いとされているが、男性は事件後再犯には至っていないという。現在は再犯防止プログラムに取り組んでいるそうだが、欲求や感情がなくなったわけではないと語り、番組では公園付近を歩く際、子供を視界に入れないように歩く姿などが映されていた。

 地上波ではない、ネット番組だからこそできると言えるセンセーショナルな内容で、特集内では男性が「男児の性器を触った」「中学生に自慰行為を教えると言って性器に触った」と過去のあやまちをカメラに語り、そして当時の心境について「子供が怯えながら、自分に屈服されるというのが、自分にとっての性的な興奮の大きなパターンの1つだった」と赤裸々に語るシーンもあった。

 男性はスタジオにも登場し、被害者に対する罪悪感について聞かれ、「あったけれども、被害者がどれだけ傷つくかってことを全然理解していなかったので、自分自身の幼少期のマスターベーションの記憶と混同して、『別にいいんじゃないか』と考えていました。とんでもない考えなんですけども」と語っていた。

 同特集に入る前、番組の平石直之アナは小児性犯罪の当事者が出演すると告知し、「しかし、決してその過ちを肯定することなく、子供への性犯罪がどのようにすればなくなり、そして被害者をなくすことに繋がるのかについて考えていきます」と番組側の姿勢を強調していたが、放送後のネット上の声はさまざまだ。

 元加害者の意見が聞けたことを「貴重な場」としてみる声もあれば、「被害者の目に触れたらどうする」と、男性が実名・顔出しで出演したことに拒否反応を示す声もある。見た限り、批判の声のほうが圧倒的に多い。

 なお、男性は「この番組を見ていた時に、当事者の方にモザイクが入っていることについて『ちゃんと伝えればいいのに』と思っていたから」「自分が出ることで、セカンドレイプ的な状況を作り出してしまう可能性も考えたし、主治医にも相談した。『子供の心にどれだけの傷を残すのか、あの頃に知っていたら』と思うので、過去の自分に語りかけるように、問題を持つ人にメッセージを伝えたい」と出演の背景を説明している。

 また、番組では男性が小児性愛障害の傾向があると自覚したキッカケについて「大学時代に男児を性虐待するポルノコミックを見たとき」と話し、中学生時代から予兆はあったが、ポルノで強化されたと説明したことから、児童ポルノに対する表現の自由にも話題が及んだ。

 改正児童ポルノ禁止法の規制の対象外である、漫画やアニメに対するものと思われるが、番組では「男性のように、児童ポルノが加害行為のトリガーになったと言っている人が95%もいる」「被害者が出ている以上、無視できない」と言及され、男性自身も「今の法律と規制は不十分だと思う。フィクションであっても、子供に性被害を与える表現への規制は必要」と語っていた。

 日本は「二次ロリ・ショタが溢れているから、子供への性犯罪は世界的に見て少ない」という声がよく聞かれる。子供を守るために、非実在の児童ポルノも規制しなくてはならなくなるのだろうか。

※『AbemaPrime』および「AbemaTIMES」では男性の意向に沿い、男性の実名と顔を出していましたが、当サイトでは番組の反響などを踏まえ、伏せることにいたしました。ご了承ください。

最終更新:2019/12/19 05:45

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