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宮迫博之のYouTuber転身を芸人が批判するシンプルな理由

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

 昨年「闇営業」問題で芸能活動を休止し、このほどYouTuberデビューをした宮迫博之。しかし“ネット世論”は「復帰するな」「引退しろ」との批判が優勢で、かつての芸人仲間からも宮迫のYouTuber転身に否定的な意見が続出した。

 宮迫は1月29日にYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を開設。第一弾として投稿した謝罪動画は2月7日17時の時点で453万 回の視聴数を記録している。チャンネル登録者数はまもなく50万に届く。

 宮迫のYouTubeチャンネルは当然、この一発だけで終わらない。有名YouTuberのヒカルやレペゼン地球DJ社長とのコラボ動画を連続して公開し、ヒカルとのコラボ動画2本はそれぞれ264万回、283万回視聴。宮迫のYouTuber転身はあっさり成功したかのように見える。

 しかし宮迫のYouTuber転身に、かつての芸人仲間たちは否定的だ。

 吉本興業の事実上のトップであるダウンタウンの松本人志は、2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で宮迫について「YouTubeに関しては『どうなの?』と久しぶりに言いました」「もうちょっとおとなしくしといた方がいいんじゃないかと言ったんだけども」と苦言を呈していた。

 ナインティナインの岡村隆史も、ラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、宮迫について「もうちょっと(吉本興業側と)ちゃんと話した方がええんちゃうのって僕は言うたんですけど、宮迫さんがもうやるということなんで」とコメント。

 翌週の放送で岡村は、自身もYouTuberデビューを打診されることがあると明かした上で、「まだ、ちょっと分からへんし」「宮迫さんのことも言うたばっかりやから、いきなりYouTube始めたら、また怒られるでしょうから始めないんですけれども」等とボヤいていた。

明石家さんま「YouTubeは敵」
 吉本興業から契約を解除された宮迫を自身の個人事務所で預かると表明するなどサポートしていた明石家さんまは、7日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でYouTubeに否定的な態度を見せた。

 番組中、共演者の山崎賢人が「寝る前についYouTubeを見てしまう」と相談すると、さんまは「あかんで。俺らテレビ出る人間の敵はYouTubeやねんで、今」と一喝。「YouTube見てたらあかんで。今日からお前絶対見るなよ」と笑いを交えつつ話した。

 さんまの「YouTubeはテレビの敵」発言について、ネット上では「時代遅れ」という指摘も多い。すでに若い世代を中心とした視聴者の心はテレビから離れて、代わりにYouTubeやネット配信動画が身近な娯楽になっている。最近ではYouTuberとして活動の幅を広げる芸人も増えており、「YouTubeかテレビか」という二択は古い。

 ただ、テレビを主戦場にする芸人たちがYouTubeへの拒否反応を示すこともわかる。とくに大御所と呼ばれる立場の芸人は、自分たちが一世代を築いたテレビが過去の遺物になるような事態を避けたいだろう。

 同時に、宮迫の行動は長年世話になった吉本興業に後ろ足で砂をかけるようなものだと解釈し、筋を通さない宮迫への憤りを覚える芸人も少なくないのではないか。宮迫は闇営業に関して虚偽の説明をしてもいた。もちろん宮迫側にも「事務所は守ってくれなかった」という言い分はあるだろうが。

YouTuber宮迫の月収は500万か
 周囲の喧騒をよそに、宮迫はYouTuberとして動画を投稿し続けている。今月4日にアップした動画は<【神回】芸歴30年のおじさんならヘソプリン??成功する説>。宮迫は、裸体にプッチンプリンを乗せて食べるという芸(?)にチャレンジしていた。

 また、6日にアップした動画は<【プロ並の味】本人直伝!宮迫家のプルプルだし巻き卵【レシピ動画】>というタイトル。キッチンに立った宮迫はなぜか裸エプロン姿で、自身の性感帯について熱弁しながら出汁巻き卵を作っていた。カメラに映り込んだ局部を自身の顔で隠すという編集方法はテレビバラエティのノリと同じだ。

 前述したように宮迫のチャンネル登録者数は49.7万人(7日17時時点)。「FRIDAY」2月14日号(講談社)のYouTube特集によれば、<ユーチューバーの収入は、ざっくり言うとチャンネル登録者数×10円と考えれば良い>という。10万人に登録されたら、月に100万円。およそ50万人であれば月収500万円となる計算だ。

 宮迫がテレビ業界に復帰しない、あるいはできないのは、やはり吉本興業と和解に至っていないためだろう。吉本側は「契約解除を取り消してもいい」と譲歩したが、宮迫が吉本側に歩み寄る姿勢は見えないという。吉本の了解を得ず、宮迫を出演させるようなテレビ局はない。なにしろ“在京5社、在阪5社は吉本の株主”である。

 また、吉本興業の事務所パワーとは別に、宮迫がテレビに出演すれば視聴者のクレーム、週刊誌のバッシング、ネット世論の総叩きなどが巻き起こることも想像に難くない。その点、YouTubeであれば、そうそう炎上もしないだろう。倫理的にどうかといった面を追及されることもなく、明るく元気にくだらないことをやれる。

 宮迫を擁護するつもりも、YouTubeを良い場所だと評するつもりもさらさらないが、吉本にすがらなければ仕事が出来ないといった理不尽を味わわずに済む点においては、良かったのではないだろうか。

最終更新:2020/02/08 05:30

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