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「かかりつけ医」って、どう見つけるの?

イメージ画像(写真ACより)

 東京都の新型コロナウイルス感染者数は、連日100人超のペースで増え続け、その勢いはまだまだ止まらない。

 いつ自身や家族が感染してもおかしくない状況だが、感染が疑われた場合の診断方法について、厚生労働省はHPで「医師が新型コロナウイルス感染症を疑う場合に、各自治体と相談の上で検査することになります」と説明している。

 また、東京都医師会は4月17日、都内に最大47の「地域PCRセンター」を設置することを発表したが、そこでも「患者はかかりつけ医に電話で連絡。診察が必要な場合は、医療機関を受診する」とされている。

 まず「かかりつけ医に相談」したうえで、診察や検査の必要性を決めるという流れについては、感染拡大につながると警鐘を鳴らす医師もいる。

 ところで、そもそもの話。今回のコロナに限らず、医療系の記事では必ずと言っていいほど出てくる「まずはかかりつけ医に相談」というフレーズ。

 実際に「かかりつけ医」を持っている人は、そんなに多いのだろうか? 気になって周囲に聞いてみると……

「子どもの頃から診てもらっている先生が、たぶんかかりつけ医」(10代女性)

「子どもは乳幼児期から診てもらっている小児科の先生がかかりつけ医になるんだろうけど、自分にはいない」(30代女性)

「一家で昔からずっとかかっている近所の医院がかかりつけ医」(50代女性)

「病院に行くのは体調が悪くなったときだけで、基本的に最寄りの診療所に行くけど、定休日によって2~3カ所を使い分けている」(40代男性)

「1年に一度、国保の健康診断を受けている医院を、勝手にかかりつけ医だと思っている」(50代男性)

 実は「自分は勝手にかかりつけ医だと思っている」という答えは案外多く、こんな回答もあった。

「病院にかかるのは、花粉症の時期と、風邪をひいたときくらい。いずれも鼻や喉の症状なので、いつも行く耳鼻科をかかりつけ医だと思っている。でも、先生のほうでは、自分がかかりつけ医だとは思っていないようで、電子カルテがあるにもかかわらず、毎回『前はどこ行ってたの? この薬、飲んだことある?』と聞いてきたり、『うちは、本当は内科なんだよね。耳鼻科もいいんだけど、内視鏡とかも得意なんだよね』などとアピールしてきたりする」(40代女性)

 自分は「かかりつけ医」だと思っていても、医師はそう思っていないという意識のすれ違いは、残念ながら結構ある。では、「かかりつけ医」は、どうやって持てばよいのだろうか?

 医療ジャーナリストA氏は言う。

「健康診断を特定の診療所やクリニックで受けている人、高血圧症・糖尿病など、慢性疾患の薬を処方されている人なら、その内科医がかかりつけ医といえるでしょう。定期的にかかっているのが整形外科などという人も、もしその先生が内科的相談もできるようであれば、そこがかかりつけ医でいいと思います。これから探すのであれば、やはり通いやすさは大切。かかりつけ医は、異変に気づいてくれることが重要なので、生活習慣や病歴などを把握してくれる医師や、万が一のときに大学病院や総合病院に紹介してもらえる連携がしっかりとれているところを選ぶのがいいですね」

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