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渡辺麻友の電撃引退は主演ドラマの“爆死”連発が要因か…芸能界と決別した舞台裏

渡辺麻友

 なんとも残念なニュースが入ってきた。

 全盛期のAKB48の主要メンバーで「神7」と称された「まゆゆ」こと渡辺麻友が5月いっぱいで、所属事務所プロダクション尾木との契約を終了し、芸能界から身を引いたことが明らかになった。同事務所によれば、数年に渡り体調が優れず、本人の意思を尊重した上での決断だという。

 1日、渡辺は自身のSNSで、「私事ではありますが5月31日付けで長年お世話になりましたプロダクション尾木を退所し、芸能のお仕事を離れる運びといたしました」と報告。そして、「これまで関わってくださった皆さま、応援してくださった皆さま、誠にありがとうございました! 世間ではまだ大変な状況が続きますが、皆さまくれぐれもお身体にはお気をつけ下さい」と投稿したが、同日深夜にはアカウントを削除し、芸能界と決別する決意を明確にした。

 渡辺は2014年の「AKB選抜総選挙」で1位に輝くなど、人気メンバーとして活躍。15年4月期には連続ドラマ『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)で稲森いずみと共にダブル主演を果たした。

 しかし、同ドラマは第6話から3回連続で視聴率3%台(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区/以下同)を記録するなど大苦戦。結局、全10話で予定されていたが、打ち切りとなって全9話に短縮され、平均視聴率は4.8%と、プライム帯では禁断の5%割れ。渡辺は“爆死女王”と称される事態に陥り、同作は“黒歴史”になってしまった。

 その後、渡辺は秋元康氏がプロデュースしたコメディドラマ『サヨナラ、えなりくん』(テレビ朝日系、17年5月~7月)での主演などを経て、17年末にAKB48を卒業。『いつかこの雨がやむ日まで』(フジ系、18年8月~9月)で、ソロとなって初の連ドラ主演を務めた。

 同作は午後11時台の深夜枠とあって、それほど注目されることはなかったが、第4話で1.9%、第7話で1.4%と1%台を連発するなど、“爆死女王”の称号を返上することはできなかった。

 19年前期のNHK連続テレビ小説『なつぞら』では、珍しく“脇役”として出演し、主人公・なつ(広瀬すず)が勤めるアニメ制作会社の同僚役を演じていたが、この作品を最後に芸能活動を休止していたもようだ。

「渡辺はマジメな性格なので、主演するドラマが爆死続きで、責任を感じてメンタルが崩壊してしまったのかもしれませんね。『私は主役向きではない』などと、ことあるごとに口にしていたようです。『なつぞら』では好演して、評価を高めていましたし、女優としてはこれからだったので、引退は惜しまれます」(スポーツ紙記者)

 渡辺は3月で26歳になったばかり。その若さで、芸能界から去るのはなんとも残念。体調が回復したら、いつの日か戻ってきてほしいものだ。

最終更新:2020/06/04 15:21
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