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日テレのキラーコンテンツに黄色信号! 出雲駅伝中止で湧き上がる「これじゃ箱根駅伝も無理」の声

日テレのキラーコンテンツに黄色信号! 出雲駅伝中止で湧き上がる「これじゃ箱根駅伝も無理」の声の画像1
Getty Imagesより

「来年のことを言えば鬼が笑う」とは、「未来のことは予想できない」という意味のことわざ。梅雨も開けぬ内に来年の話をするのはいかにも気が早いが、2021年のお正月は退屈なテレビ時間を過ごす人が続出しそうだ。

 一般人の生活のみならずスポーツ界にも甚大な影響を及ぼしている新型コロナウイルスの感染拡大問題。Jリーグやプロ野球がスタートし、少しずつ平常を取り戻しつつあるが、これまであまり影響が出ていなかった陸上競技界にも、徐々に影響が現れ始めた。

 すでにインターハイは中止となり、国体も延期が決定しているが、10月に開催予定の出雲駅伝(全日本大学選抜駅伝)も中止が決定。とりわけ注目度が高い大学駅伝も、コロナ騒動の波に飲まれた。

「10月に行われる出雲駅伝は、11月の“伊勢”(全日本大学駅伝)、1月の“箱根”(箱根駅伝)と共に“3大駅伝”と呼ばれるレースです。駅伝シーズン到来を告げる役目もある『出雲』は、箱根制覇を目指す強豪校にとって、今シーズンを占う重要なレース。距離が短い出雲は『スピード駅伝』とも言われ、経験が浅い新人を試す絶好の機会ですが、感染拡大防止のため中止が決定しました」(週刊誌スポーツ担当記者)

 こうなると気になるのは、圧倒的な注目度を誇る箱根駅伝の開催の可否だ。箱根駅伝は例年日本テレビでその様子が生中継され、視聴率が30%にも上る国民的イベント。しかし、出雲駅伝が中止となり、箱根の開催ももはや風前の灯火である。箱根駅伝を30年以上にわたって見続けてきたスポーツライターはこう述べる。

「箱根駅伝人気が過熱気味の近年では、出場校を決める予選会さえ注目の的ですが、まず予選会の開催が厳しいでしょう。

 予選会の参加選手は500人以上、関係者を合わせればその数は数千人にものぼります。連盟は、自衛隊駐屯地の周回コースを走る“無観客”での予選会を行う意向を示してますが、同じ月に行われる出雲が中止になのに、箱根の予選会をやるのは整合性を欠きます。ちなみに、11月の伊勢は予選会を行わずに“書類選考”で出場校を選ぶことを決めています。

 そして1月2日・3日の本番ですが、どう考えても三密は避けられません。報道陣だけでも莫大な人数ですし、運営をサポートするスタッフも千人単位。そこでクラスターが発生したら目も当てられませんよ。

 また、緊急事態宣言でも出ていない限り、沿道にも観客が集まってしまうでしょう。しかもコースは、現在感染者が続出している東京を通ります。スポーツ紙のアンケートでは、東京五輪について約7割が『無理』と答えており、それより遥か前の1月にやる競技を、社会が許容するとも思えません」(スポーツライター)

 こうなると可能性としては予選会で計画されているように、「誰も入れない場所」かつ「無観客」でやるしかなさそう。来年のお正月は「箱根を走らない箱根駅伝」なんてことになる可能性もあるだろう。

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最終更新:2020/07/29 09:00
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