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『フリースタイルティーチャー』ネガティブになる輪入道、スパルタ悔やむDOTAMA…2ndバトルペア決定!

みんな教えてもらいたい! KEN THE 390のモテっぷり

 ここからは、もはやほとんどねるとん状態。スチューデントがまだ教わっていないティーチャーに“告白”するマッチングタイムへ突入する。告白されたティーチャーがOKを出せばマッチング成立、1ヶ月後の2ndバトルに向けてさらなるレッスンが始まるという展開である。

 やはり、スチューデントたちからモテモテなのはKEN THE 390だ。たくみをチャンピオンに育て上げた名伯楽として、俄然クローズアップされた模様。何しろ、この日のケンザもイカしていた。たくみ以外の3人を分析し、敗因を解説するくだりがいちいち的確なのだ。RGには「メリハリが必要。ずっと100でラップしているので、80~90でラップしてここぞというときにちょっと上げるようなコントロールをすると、同じ内容でも刺さり方が変わる」と、ぶるまには「熱かったり下ネタを言ったりキャラクターが定まっていなかった。どういうラップをする人なのか軸を決めると良い」とアドバイスするケンザ。もう、ぐうの音も出ない。

 結果、たくみ以外の3人のスチューデントがケンザに告白した。ケンザ、モテモテ! 初回では、ケンザを志望したスチューデントは1人もいなかったのに……。でも、わかる。筆者だって、「誰がいい?」と問われたらケンザ先生に教わりたい。そして、人気者のケンザが選んだのはRGだった。バランスを取ったのか、最下位になったラッパーを彼はあえて選んだ。イケメン!

「(RGは)4位だったので、1番やり甲斐があるかなと思って。下がないから、上しかないじゃないですか。だから、一緒に頑張りたいなと思って」(ケンザ)

 RGの今までのラップを見る限り、彼は技術的な課題をいくつか抱えている。同じフレーズを繰り返し言ってしまうなど、修正すべき点はかなり多い。だから、ケンザと組むのは大正解だろう。そして1カ月後、RGが本当に韻を踏めるようになっていたらマジでケンザは凄い。2ndバトルで特に楽しみなペアである。

 そして、ディフェンディングチャンピオンのたくみが“告白”したのはDOTAMAだった。MCバトルの猛者が揃う、北関東出身者同士の組み合わせだ。実は、たくみにDOTAMAと組むことを勧めたのはケンザだった。

「(たくみが次に組むのは)DOTAMA君がいいと思います。僕のときはラップの基礎的なことを学んでもらったり、『ツッコミを取り入れましょう』という方向性は示したんですけど、この先は『こう来たらこう返す』とロジカルに教えてもらうのがいいかなと思いました」(ケンザ)

 指名されたDOTAMA先生のモチベーションも高い。

「(たくみと自分は)同じ北関東出身で。北関東でバトルの強いラッパー(SAMやNAIKA MCなど)って、バイブスとアンサーが強い人が多いんですよ。(たくみと自分は)本当にドンピシャで同じタイプで、ぜひ組ませていただいたら嬉しいなと思います」(DOTAMA)

 たくみがここでDOTAMAと組むと、より強くなりそうな期待感がある。ツッコミ型の彼にはもっと高いレベルのディスをやってほしいと、ちょうど思っていたところだ。DOTAMAの特訓も、スキルを持つ人にこそぴったりの授業内容である。つまり、どちらにとってもうってつけの組み合わせということ。それにしても、ただでさえ強いたくみにディスを教えるとどうなってしまうのか? どこかの地方大会なら優勝してしまうのではないだろうか……。

 というわけで、2ndバトルの組み合わせが決定した。レイザーラモンRG&KEN THE 390ペア、カミナリ・石田たくみ&DOTAMAペア、紺野ぶるま&TKda黒ぶちペア、ゆりやんレトリィバァ&輪入道ペアの4チームで、これから総当たり戦を行うことになる。たくみとのバトルを見て「ゆりやんにあと少しバイブスがあれば……」と思ったから、ゆりやんと輪入道のペアはすごくいいと思う。スパルタでしごかれたばかりのぶるまはTKに優しく包み込んでもらうべきだ。なんだかんだ、全チームいい組み合わせなのではないか?

 次回予告映像で気になったのは、たくみ&DOTAMAペアのレッスンだ。どうやら、DOTAMAが助っ人ティーチャーを招いたらしい。これって、同郷ラッパーのSAMだろうか……? 期待は膨らむばかり。

 そして、気になるのは番組が目指す方向だ。前回のレビューでも触れたが、メンバーを入れ替えず、同じ面子で総当たり戦を続けるとは思ってもいなかった。同じ芸人を鍛え続けるということは、最終的にはティーチャー4人と芸人4人がグループとなり、番組で曲を出すイベントに繋がっていく?

 ちなみに、1stバトルでペアを組んだゆりやんとTKは、9月1日に『Old School Flava』なる新曲を発表した。やはり、タレントとラッパーの掛け合わせはこういう形に落ち着くと思う。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2020/09/08 15:00
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