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ゴーン被告の日産事件をめぐる、ケリー被告証人尋問で傍聴記者がコロナに

ゴーン被告の日産事件をめぐる、ケリー被告証人尋問で傍聴記者がコロナにの画像1
グレッグ・ケリー氏(写真・・GettyImagesより)

 法廷内で時間を過ごした記者も真っ青な事態が起こった。大手メディアの時事通信社の東京司法記者クラブ所属の記者が、新型コロナウイルスに感染したことを発表したというのだ。

 一部メディアの報道では9月30日に鼻風邪の症状があり、10月1日には頭痛がある中医療機関で軽い風邪かアレルギーと診断された。5日にPCR検査を受検したところ、7日になって陽性が判明した。

 ここまでだと、一記者によるコロナ感染発覚という話だが、事態に関係者は上を下への大騒ぎになっているという。実は、9月29日からの3日間、東京地方裁判所で開かれた日産自動車元代表取締役、グレッグ・ケリー被告の公判を傍聴席で取材していたからだ。

 事情を知る全国紙社会部デスクはこう語る。

「公判初日から咳などの症状があり、周りは『外に出たほうがいいのでは』『病院に行くべきでは』と聞いていたが、当の本人が首を縦に振らずそのまま職務を続行。結果、コロナ感染が判明し、周囲は大激怒しています。今のご時世、少しでも体に異変を感じたらまずは自宅待機かテレワークが必須。もし感染していたのであれば、現場に集まった他媒体にも迷惑がかかってしまう」

 日本のみならず、全世界が見守る経済事件のゆえ、大手新聞や通信車などは法廷内にエース級の経済部記者を配置、さらには経済専門紙など専門メディアなど多数の関係者が見守っていたといい「記者のコロナ感染発覚後、自宅待機を命じられた記者も多い」(同)と頭を抱えている。

 感染経路については今の所不明だが、新型コロナは司法の現場でも影響を与えているのだ。

最終更新:2020/10/09 19:00
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