「ほぼイカ」って何だ!?　謎具材でリニューアル＆進化し続ける「カップヌードル　シーフード」の世界

夏の真っ赤なピリ辛シーフード！「カップヌードル レッドシーフードヌードル」

　最後に紹介するのは、毎年夏の恒例商品で今年2020年は7月20日に発売されていた、「カップヌードル レッドシーフードヌードル」193円（税別）。2013年に初登場し、毎年夏になると店頭に並ぶ夏の定番商品で、実は私も毎年発売を楽しみにしています。

　パッケージに「夏はシーフード！」と元気よく書かれていますが、先ほど冬のミルクシーフードを紹介したばかり。「夏“も”シーフード」の間違いでしょう。今は夏冬だけですが、そのうち「春も秋もシーフード！」までありえます。

「レッドシーフード」という商品名の通り、スープが真っ赤に染まっていますが、辛さはピリ辛かそれよりちょっと辛い程度。シーフード味のスープをしっかり立てつつ、辛味でキリッと引き締めています。ミルクシーフードに比べるとシーフード味がしっかり感じられ、辛いもの好きもシーフード好きも楽しめるスープでした。

「ほぼイカ」が今冬に爆誕する以前に発売された商品なので当然入っていませんが、他はシーフードヌードルと同じ具の組み合わせ。たまごやカニかまは少ないものの、イカはたくさん入っています。シーフード味がしっかり感じ取れるのは、本物のイカがたくさん入っていることも大きく影響していそうです。

実は独自な「シーフードヌードル」の世界

　老若男女に愛される「シーフードヌードル」ですが、最近はカップヌードル「味噌」や「豚骨」など新顔の存在感に押されがち。ですが、実は「シーフードヌードル」は、シリーズの中でも特に“変わり種”のアレンジ商品が多く、独自の世界を作り出しています。「ほぼイカ」が加わってパワーアップした通常商品、夏冬の恒例商品はもちろん、単発のアレンジ商品も多く登場しているのです（上記画像参照）。いずれ日清さんには「シーフードヌードル総選挙」を開催していただくなどして、春や秋の定番商品化にもぜひ取り組んでもらいたいものです。

　今後も、「シーフードヌードル」から目が離せません。

オサーン（カップ麺ライター）

カップ麺ブロガー＆ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern／「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん