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『テレフォン人生相談』スペシャルウィーク、“衝撃相談”にSNS騒然…男性「兄妹なので相性も合うっていうか」

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テレフォン人生相談公式サイトより

 
 12月15日のラジオ番組『テレフォン人生相談』(ニッポン放送)が神回だった。SNSを見ると、好事家の間で完全に祭りになっている。

 念のため説明すると、『テレフォン人生相談』は月~金曜の昼11時から20分間放送されるニッポン放送の看板の1つで、1965年に始まった長寿番組である。番組内容はタイトルの通り、電話をかけてきた聴取者の悩みに専門家(精神科医、弁護士、エッセイストなど)が答えるというものだ。

 ちなみに、14~18日の一週間はスペシャルウィークで特に濃い相談が特集された。題して「男と女、嘘みたいな現実2020」。中でも、2日目となる火曜日は強烈過ぎた。

相談男性「バランスが取れてる状態」「兄妹なので相性も合うっていうか」

 電話をかけてきたのは56歳のバツイチの男性。54歳の妹に関する相談だった。

「妹夫婦から離婚問題の相談を受けまして、そのときお酒も入ってまして、妹と関係を持ってしまったんです。妹と男女の関係を持ってしまいまして、今も関係が続いてましてですね……。良くないからやめたいと思ってるんですけども、妹夫婦が関係が良くなくてですね、それでストレス発散じゃないんですけど関係を持ってまして、今なんとかバランスが取れてる状態なんですよ。で、妹曰く『子どもが(学校を)卒業したら離婚したい』と思ってるらしいんですけど、『離婚しても(兄と)関係は続けたい』と言っているんで、何とかやめる方法はないかと思ってるんです」

 自分で言っていることがわかっているのだろうか。「バランスが取れてる状態」って、どうバランスが取れているのか? 「何とかやめる方法」とか言っている場合ではなく、すぐにやめなきゃダメだ。いくら多様性を認める現代でも、実妹とのセックスを認めるほど世間は寛容ではない。調子よくお酒のせいにしているのも論外である。

 恐らくほとんどのリスナーがドン引きしていたはずだが、相談者は能天気に言葉を続けた。

「関係を持つのは悪いと思ってるんですけども、やめれない自分が……。で、妹を説得するんですけども『これで状態を保ってるんだ』『続けてほしい』と言われてまして。で、あの、どうしたらいいものか」

 軽くモテ自慢が入っているのはどういうことだろう。切実に関係を清算したいんじゃないの!?

 男性のトークを文字でしか伝えられないのが悔しい。なぜかこの相談者、終始半笑いなのだ。ずっとヘラヘラしてる。いつも、語尾に「www」が付くような喋り方で話す。全然笑えない話なのになぜ!? 恐らく、彼は自分で電話してきておきながら事を深刻に考えていない。「自分は断りたいのに」という体裁を保ち、罪悪感を減らすために相談してきた気がするのだ。

 そんな男性の悩みに回答するのは弁護士の坂井眞先生。……悲しいかな、相談内容と回答者の人選が噛み合っていない。弁護士にこんな気持ち悪い相談をしてどうする? 電話を替わった坂井先生は、まず相談者に語りかけた。

「やめたいんだけどやめられないというお話なんですが、あなたと妹さんは2人兄妹。結婚されてる妹さんがご主人と喧嘩して夫婦仲が悪かった。実家に戻ってきて、お酒を飲んだせいもあって男女の関係になってしまいました……っていう、非常にかいつまんだご説明をいただいたんですが」

「やめられない、止まらない」って、かっぱえびせんじゃないんだから。坂井先生もすでに呆れているのだろうか? いや、もっと呆れるような事実が徐々に明かされていくのだけど。

坂井弁護士 「なかなか、いきなりそういう関係にはならないじゃないですか。元々、仲は良かったんですか? そういうことは昔からあったの?」
相談男性  「昔、ちょっとありました。中学生くらいの頃。1年くらいは続きました」
坂井弁護士 「そういう関係は終わったの? どうやって終わったんですか」
相談男性  「え~、親にバレまして……」

 思春期にも関係を交わしていたけど、親バレでやめていた! 言うなれば、ビンテージものの近親相姦だ。もし妹の初めての相手がこの男性なら、かなり根の深い問題である。だって、性のはけ口として兄を頼りがちになりかねない。また、兄の身持ちもメチャメチャゆるかった。

坂井弁護士 「妹さん夫婦が仲が悪いって話と、あなたと妹さんがそういう関係になるって全然別の話じゃないですか? 妹が相談に来たからってそういう関係になるの、普通はないからね。夫婦仲が悪いってのが大元ではないような気がする」
相談男性  「で、あの~妹夫婦が、旦那が淡白らしいんですよ。そういうところもあって……」

 おいおい……。夫がセックスに淡白だから実兄の体を求めるという感性が理解不能だ。この男性、自分の都合にいいように物事を考えているだけのように思える。というか、「妹の旦那が淡白」という揶揄(?)も気になった。兄妹でよほど濃厚な行いをしているという風に受け取れたのだ。こんなところでマウントを取ってどうする。相談者の言い訳は続く。

坂井弁護士 「妹さんもあなたのところへ『行ってもいい?』って連絡してくるわけ?」
相談男性  「はい。変な話、兄妹なので相性も合うっていうか、そういうところでやめれないっていうのもあるんですけど……」

公共の電波で何を言い出している? 「兄妹なので相性が合う」、物凄いパワーワードだ。耳を疑った。

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