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五輪情報巡り右往左往させられる選手の苦悩… 世間の批判を目の当たりで精神統一も不可能!?

文=黒崎さとし(くろさき・さとし)

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アーティスティックスイミング 日本水泳連盟 公式サイトより

 有観客か無観客か。はたまた「中止」の大どんでん返しもあるのかーー。

 開催を巡り揺れている7月23日スタートの東京五輪について、アーティスティックスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチが選手に対して「報道を見る必要はない!」と話していることを明かした。

 井村ヘッドコーチは、世論が五輪に厳しい目を向けている現状を把握している。開催まで約1カ月となった新型コロナウイルス感染再拡大などの点から、今でも賛否は分かれたままとなっている。

 井村コーチは五輪を扱う報道番組やワイドショーなど情報番組について選手へ「見る必要はないと言っています」と明かした。選手の立場からすれば心が揺れる内容も多いことで「見ていても励まされることはない。罪のように感じる選手もいる」と断言した。

 だが、五輪関係者は「実際に選手が情報を目にしないようするのは無理がある」と困り果てている。

「少し前には五輪開催の是非の意見をマスコミから求められることが多かった。有名オリンピアンははっきりと意見する場面が何度も流れ、賛成の声もあれば厳しい声もありました。競技団体によっては『政治案件に巻き込まれるから一切コメントしないように』と取り決めているところもあった。ただ、情報そのものを見るなと言われても、なかなか難しいのではないか」

 昔は情報入手するにはテレビ、ラジオ、新聞が主流だったが現在は環境がまったく違うようだ。

「主だった情報源はどう考えてもLINEニュースだったり、ニュースアプリでしょう。あるサイトでは『あなたのおすすめニュースはこちら』と題して、AIがニュースを誘導してきます。そうすると、意図しない形で情報を目に触れてしまいます。完全に防ぐには携帯を取り上げないとどうしようもありません」(同)

 それでも、アーティスティックスイミングのような団体競技はまだ恵まれている。

「周りに相談できる選手仲間、指導者がつきっきりで直前合宿している場合が多いからです。これは新型コロナウイルスのワクチン接種の時も同じでした。単身で出場する協議の場合、自ら協力者を探さなければならない。また、不必要な情報遮断をするのにも苦労が伴います。団体競技、個人競技の苦労の差が今後も出てくるかもしれません」(同)

 何とかまともな形で開かれることはできるのだろうか。

黒崎さとし(くろさき・さとし)

黒崎さとし(くろさき・さとし)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2021/06/20 08:00

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