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大島優子、なぜ業界内で評価高い? 「求められるもの」に応える名バイプレーヤーとして才能開花

文=斉木順(さいき・じゅん)

大島優子 公式サイトより

 元AKB48の大島優子が、女優としての評価をぐんぐんと高めている。センターで光輝いていたアイドル時代から一転、信頼できる名バイプレーヤーとして業界内で引っ張りだこになっているようだ。

 もともとは子役として活動していたため、成り行きでアイドルになったイメージもあった大島。しかし、今月12日に開かれた映画『明日の食卓』のトークイベントでは、アイドル業について「今でも天職だったと思う」と話した。「逆に女優業は天職じゃないかも……(笑)」とも語り、強い意識をもってアイドル活動をしていたことをうかがわせている。

 5月30日放送のトーク番組『おしゃれイズム』(日本テレビ系)では、AKB48卒業後に「ゴールがわからなくなった」とし、一時は芸能界引退を考えたと告白。アイドルとしては「東京ドームに立ちたい」「オリコンで1位をとりたい」といった目標があったが、女優業は評価が「数値化」されないので思い悩んでしまったという。

 2017年のアメリカ留学前には、「AKB48選抜総選挙」で結婚を発表したNMB48メンバー(当時)を批判するような動画をSNSにアップし、大炎上したこともあった。それほどアイドル業とグループへの思いは強かったのだろう。その後、留学先のホストファミリーに「人を笑顔にする才能がある」と言われたことで、芸能界に戻る決意をしたという。

 アイドルとして頂点を極めたとなると、通常は主演クラスや特別出演枠などでのドラマ出演が中心になる。実際、大島も2015年にドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(TBS系)で連続ドラマ初主演を務めたが、あまり評判はよくなかった。

 だが、2016年に『あさが来た』でNHK朝の連続テレビ小説に平塚らいてう役で初出演し、翌年には『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)で「タラレバ女」のひとりで主人公・倫子の親友である小雪を好演するなど、脇役で着実にキャリアを積んできた大島。19年には朝ドラ『スカーレット』(NHK)でも主人公の親友役となり、娘時代、若妻時代、そして“面倒見のいい元気なおばさん”になった老け役までしっかりこなして一気に評価を高めた。

 以降、『七人の秘書』(テレビ朝日系)、『神様のカルテ』(テレビ東京系)、先日最終回を迎えた『ネメシス』(日本テレビ系)など話題のドラマに次々と出演し、二番手、三番手以降で抜群の安定感を発揮する名バイプレーヤーとして活躍している。

「アイドル出身の女優は色眼鏡で見られることが多く、特にドラマや映画で主演クラスに起用されると批判が集まりやすい。しかし、大島さんの場合は子役時代から培ってきた高い演技力がある上に、主演にこだわらずに脇に徹することができるので嫌みがない。アイドル出身者としては驚くほどアンチが少なく、ドラマ出演するたびにファンを増やして好感度を高めています」(芸能記者)

 好感度の高まりが影響したのか、最近はCM需要も上昇。大手コンビニ「ミニストップ」やキリンビール「ホワイトホース」などのイメージキャラクターに起用されている。CMではアイドル時代を彷彿とさせる可愛らしさを全開にしており、制作側が求めているものに応じてキャラの使い分けをする器用さを見せている。

 アイドル時代とは違い、あえて“センター”に立たない戦略で女優として成功を収めている大島。昨年公開の映画『生きちゃった』では大胆なラブシーンにも挑戦し、現在公開中の『明日の食卓』ではほぼノーメイクを披露と、さらに活躍の幅を広げている。AKB48時代の「初代神7」が卒業後に軒並み苦戦するなか、求められるものにしっかり応えられる彼女は今後も躍進を続けていきそうだ。

斉木順(さいき・じゅん)

雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

最終更新:2021/06/22 06:00

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