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『家、ついて行ってイイですか?』松本伊代を生きる糧にする男性。難病宣告されても“親衛隊隊長”として人生を全うしたい

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『家、ついて行ってイイですか?』松本伊代を生きる糧にする男性。難病宣告されても親衛隊隊長として人生を全うしたいの画像1
『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)

 6月16日放送『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)は、題して「ワケあり人生……前を向く人SP」。今回は、取材した全てのご家庭に病気を抱え、かつ明るく頑張って生きる人の姿があった。大変なことがあったとしても、気持ち次第で人生を楽しくすることはできる。それを強く実感した回だった。

松本伊代を応援していたら痛みが忘れられる

 神奈川県茅ケ崎市の激安スーパーでスタッフが声を掛けたのは、53歳のご主人と40代の奥さんのご夫婦。「家、ついて行ってイイですか?」と尋ねると、ご主人は快諾。それどころか、「家、すっごい緑ですから。来たら驚きますよ」と訪問前に自らハードルを上げまくった。確かに、彼の格好を見ると全身が緑色。さらに、乗って来た自動車も緑である。

 自宅に到着すると、20代の頃に5,000万円で購入したという3LDKの部屋は宣言通りの色味だった。キッチンやテレビからコンセントカバーまで緑だらけ! まるで、どうぶつの森で作った部屋みたいだ。

「19歳くらいの頃に行ってた床屋さんの知り合いにすごい大金持ちの人がいて、『緑を集めるとお金貯まるよ』とか言われて、それから緑大好きになっちゃって」

棚にはグリーンカラーの高級時計が、部屋と調和しつつ独特の存在感を放って飾られていた。このコレクションの総額は推定約1,000万円。はっきり言って、彼はお金持ちだ。この方の職業は不動産業の自営らしい。ということは、今も好調に稼いでいる?

「いや、実は今、体を悪くしちゃって家で療養中なんですよ。なんか急に肩が上がらなくなって、病院に行って大変な時期なんですけど」

 家じゅうを拝見させてもらうと、1つだけ異彩を放つ部屋があった。男性が「趣味部屋」と称するその1室を見ると、松本伊代のグッズで溢れているのだ。伊代ちゃんを描いた絵画、伊代ちゃんの顔写真が付いたハンガーなどなど。さらに、背中に「松本伊代」と刺繍が入ったハッピもある。

「私、松本伊代さんの親衛隊の隊長をやっております」

 今まで松本伊代のグッズ購入や応援に費やしたお金は5,000万円以上にのぼる。累計でそれだけの金額を捧げたと断言できるほど、彼の追っかけ歴は長かった。

「中学の頃から、学校をサボって(伊代さんを)追っかけてました」

 なんと、松本伊代歴39年! しかし、当時は親衛隊に所属していなかった。昔の親衛隊は上下関係が厳しく、それを敬遠して彼は入隊しなかったのだ。その後、松本伊代が大人のタレントになっていくにつれてシングルはバラード系の曲調が増えていき、コールして応援するような曲は激減。そして、親衛隊は消滅した。しかし、10年前に開催された30周年のコンサートを機に「上下関係のない親衛隊を作りたい」と、彼は再び親衛隊を立ち上げたのだ。

 というわけで、普段から行っているというコールの練習を男性は見せてくれた。ピンク色のハッピを羽織り、ピンク色のメガホンを持ち、長きに伝わる伝統のコールを披露する親衛隊長。部屋は緑一色なのに、伊代ちゃん関連のアイテムは全部ピンク色なのが謎だ。

 そんな中、男性の様子に異変が起きる。体の痛みを訴え、椅子に座って身悶え始めた。スタッフが「大丈夫ですか? 休んでください」と心配しても「いえいえ、大丈夫です」と彼は答えるのだが……。

「実は難病になりまして。後縦靭帯骨化症と言って、医者からは『このままにしておくと歩けなくなって寝たきりになる』と言われたんです」

 首から来ている病気で、現在は首の脊椎をボルト10本で固定しているという。正直言って、見るからにつらそうだ。

「全然大丈夫です。楽しいことをやってれば。悪くなろうと、楽しけりゃいいんです。これで寝たきりになっちゃっても」

 そういえば、彼が乗る緑色の車には車椅子マークが貼ってあった。そして、奥さんが持つカバンにはヘルプマークがぶら下がっていた。男性は難病と闘いながら日々を生きている。そんな彼が生きる糧にするのは、松本伊代だ。

「手術の日が(去年の12月)21日で。ちょうどイベントで(伊代さんに)会う機会があったので、サインをいただいて手紙も書いてもらって。嬉しいですよね、心配してくれて。勇気づけられるというか、元気になれますよね。応援してて本当によかったと思います」

 彼の症状は日に日に悪化しているという。

「時間の問題で歩けなくなってしまうみたいなんですけど、(再手術で)病状悪化をゆっくりにするか、場合によっては(病状が)もっと酷くなる場合もある。『どちらを選択する?』と言われたんですけど、完璧に治ることはないと言われているんですね。そうすると、一か八かの再手術にかけるより、今の短い時間でも楽しく生きたほうがいいのかなって、そっちを取っちゃいますけど。楽しいことで逆に痛みを忘れたいし、気が紛れてそのときだけは痛みなしでいられるから」

 ちなみに、男性は松本伊代とヒロミの結婚を素直に祝福している。

「いや、(自分が)結婚できたらそりゃしたいですけど、じゃあ『自分がヒロミさんより(伊代さんを)幸せにできるか?』って言ったら、それはもう考えても絶対に無理。普通、ファンだったら『結婚するからもういいや』ってなると思うんですけど、人間的に好きで応援できて楽しければいいっていう、そういう次元です」

 彼はアイドルファンの鑑だ。そして、支えがあることの大事さを改めて痛感した。この男性は、松本伊代の親衛隊隊長として人生を全うするつもりだ。だから、まずは心置きなくコンサートできる世の中に早くなってほしい。そして、彼の病気の進行が少しでも遅くなり、楽しい時間が過ごせることを願っている。

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