BABYMETAL「キツネ様のお告げ」でファン混乱…「LEGEND＝ライブ」の封印発表で”事実上の活動休止”を危惧する声も

　女性メタルダンスユニット・BABYMETALが3日、結成10周年イヤーのフィナーレとなる10月10日をもって「LEGEND＝ライブ」を封印すると発表したことが波紋を広げている。

　同ユニットは、公式サイトやSNSに「キツネ様からのお告げ」と題した文章を掲載。その内容は「来る、2021年10月10日（日）『METAL RESISTANCE』全10章の完結と共に10年間の『LEGEND』は『封印』される　BABYMETALは『封印』が解かれるその時まで我々の前から姿を消すことになるだろう　残された時間はあと僅か　神の降臨に永遠はない」というもので、大きな「封印」の文字や「姿を消す」「残された時間はあと僅か」といった言葉があったことで、一部のファンの間で「解散するのでは」「活動休止か」と騒然となった。

　同ユニットの公式のTwitterやInstagramには「不安を煽るような言い方やめて（泣）」「こういうことはわかりやすい言葉で説明してもらわないと困る」「お告げのボカした言い方とか正直好きじゃない」「意味がよくわからないけど内容が不穏すぎて怖い」といったファンの悲痛な声が殺到。世界的に活躍している彼女たちらしく、海外のファンからも困惑した様子のコメントが多く寄せられ、一時は混乱が生じていたようだ。

「発表後、各メディアで補足するように『LEGEND＝ライブ』と報道され、お告げの内容が『ライブ活動の一時休止』であるらしいと伝えられたことで、ファンは落ち着きを取り戻したようです。最も懸念されていた『解散』説はひとまず否定されたといってよく、安堵の声が聞こえています。ユニットの今後を暗示する『キツネ様からのお告げ』は思わせぶりなフレーズが使われることでおなじみで、古参のファンは慣れていますが、新規ファンも増えてますし、また今回は解散や活動休止を想起させるデリケートな内容だったために反発や混乱が起きてしまったようですね。その一方、英語圏を中心にした海外ファンの反応の多さは、彼女たちの世界的な人気をあらためて証明する結果となった。多くの海外メディアでも今回の発表が報じられています」（音楽ライター）

　同ユニットは、昨年10月10日から「BABYMETAL結成10周年イヤー」をスタートさせ、その間に同年大みそかのNHK『紅白歌合戦』への初出場、今年1月から4月にかけての日本武道館ワンマン10公演完遂などを成し遂げた。だが、それ以降はメンバーたちの今後の予定が発表されておらず、ファンが今回の「封印」宣言を不安視する要因となっている。

「今年、毎年恒例となっている4月1日の”FOX DAY”のキツネ様からのお告げでは『STAIRWAY TO LIVING LEGEND（生ける伝説への階段）』という言葉とそれを象徴するビジュアルが発表され、その時点で何かしら大きな動きがあるのではないかと騒がれていました。今のところ、今回の発表は『ライブ活動の一時休止』という結論で落ち着きそうな気配ですが、BABYMETALは活動の主軸がライブだったため事実上の活動休止ではと懸念する声も。もっとも、コロナ禍で以前のようなライブ活動が難しくなり、新たなスタイルに仕切り直そうとしているのではと見る向きもあるようです」（前出）

　公式サイトには、結成10周年イヤーの予定項目などが記された「10 BABYMETAL YEARS LEGEND MAP」が掲載されており、今後は9月2日にプロデューサー・KOBAMETALによるBABYMETALのライブヒストリーブック『10 BABYMETAL LEGENDS』（ぴあ）の発売、東京（9月4日～）と大阪（10月1日～）で企画展「10 BABYMETAL LEGENDS – EXHIBITION -」の開催、9月29日に日本武道館公演の模様を収録したBlu-ray・DVD・ライブアルバム『10 BABYMETAL BUDOKAN』のリリースなどを控えている。

　いまだに「未発表」となっている項目もあり、ファンからは「封印前にラストライブを開催してくれるのでは」「新アルバムのリリースがあるかも」と期待する声もある。はたして、ファンをアッと言わせるサプライズはあるのか、その動向から今後も目が離せなさそうだ。