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玉川徹、テレ朝社員の打ち上げ騒動に“テレ朝社員として”謝罪 報ステ富川アナとの違いくっきり

玉川徹、テレ朝社員の打ち上げ騒動にテレ朝社員として謝罪 報ステ富川アナとの違いくっきりの画像1
テレビ朝日『モーニングショー』(写真/公式ウェブサイトより)

 11日、テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテータを務める同局玉川徹氏が、リモート出演。同局社員らが、東京五輪後に飲酒を伴う飲み会をしたことを謝罪した。

 番組では、五輪番組担当の同スポーツ局社員ら10人が、閉会式が行われた8日夜から9日未明に「打ち上げ」の名目で都内カラオケ店で酒を飲み、そのうち社員1人が店を出る際に誤って外に転落し負傷。緊急搬送され、現在入院していると報じた。

 玉川氏は「テレビ朝日の社員として視聴者の皆様の信頼を損ねたことに関して、謝罪を申し上げます。申し訳ありませんでした」と頭を下げると、続けて3つの大きな問題があるとし、緊急事態宣言下で番組で行動の自粛を呼び掛けている中で、呼びかける立場の社員が宴会をしていたこと。オリンピック開催での(コロナ)感染拡大が危惧されている中で、オリンピックを担当する社員が宴会をしていたこと。医療体制がひっ迫する中で無用な負荷を救急医療体制にかけてしまったことを上げ、どれも恥ずべきことで非難されるべきことだと述べた。

 さらに「調査委員会などを作って、すべて明らかにする必要があると思います。社員個人の資質の問題なのか、指導が足りなかったのか、テレビ朝日の構造的なものなのか。これを全て明らかにして視聴者の皆様にすべてお伝えする。まずそこからしか信頼を回復できないと思っています。テレビ朝日の社員ひとりひとり、役員ひとりひとりが失われた信頼を少しでも回復できるように努力していくしかないと思います」と今後の信頼回復をどのように行っていくかを話すと「羽鳥慎一モーニングショーをご覧になっている皆さん。テレビ朝日を見ている視聴者の皆さんに謝罪いたします」と改めて頭を下げて謝罪した。

 フリーの羽鳥アナウンサーは「今回の事はありえないと思います。自覚が無いというレベルをはるかに超越しています。特にやってはいけない立場の人間が、やってはいけないことを今回すべてやりました」と厳しく非難。「コロナ関連の報道、外出自粛の呼びかけ等注意喚起は大切なことなので行っていきます。どの口が言ってるんだと思われる方、ご批判、それをしっかり受け止めながら放送を続けていきたいと思います」とした。

 この件について、同じテレビ朝日社員として謝罪をし、自分の言葉で語った玉川氏だったが、10日放送の同局「報道ステーション」では、この問題を扱うも、メーンキャスターの同局富川悠太アナウンサーは同社が出したコメントを読み上げるのみで、言及することはなかった。

 そのためネット上では「報ステと違ってちゃんと謝罪」「昨日の報道ステーションと比べると、社員のコメントが聞けて良かった」「報ステより踏み込んでんじゃん」「玉川さんと羽鳥さんの謝罪は、報ステより全然マシだった」と報道ステーションを引き合いに出すコメントが見られた。

「モーニングショー」と「報道ステーション」問題後の対応が分かれてしまったが、「報ステ」は同局の看板番組。今後、もう1人のメーンキャスターである同局小木逸平アナが言及することはあるのだろうか?

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/08/11 20:00
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