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玉川徹、椅子ぐるぐるさせてバカにする…「国会議員は会食OK」をいじりまくり!

文=和田靜香(ライター)

玉川徹、椅子ぐるぐるさせてバカにする…「国会議員は会食OK」をいじりまくり!の画像1
『羽鳥慎一モーニングショー』ウェブサイトより

 いよいよ緊急事態宣言が発出され、ワイドショーは朝からどこもその話題でもちきりだが、『モーニングショー』(テレビ朝日)では「国会議員の会食ルール化見送り『大人だから』」と題して、“国会議員の会食ルール”を取り上げた。

 緊急事態宣言が発表された前日の6日、自民党の森山裕国対委員長が「国会議員が国会議員としての活動の中でまったく人と会わないのは無理がございます。会食があることも不自然な話ではありませんので、人数と時間を決めた方がわかりやすい」として、「4人以下で午後8時まで」とする方針を明らかにしたが、その後記者会見した日本医師会の中川俊男会長に「全国会議員の夜の会食を人数にかかわらず、全面自粛してはいかがでしょうか」と、くぎを刺されてしまう。

 これを受けて7日、野党が会食の「原則自粛」を求めたものの、「ルール化は見送り」に。立憲民主党の小川淳也議員が「あえて申し合わせするまでもなく、それぞれの良識においてというのが適当ではないかと、与党側の話でした」と与野党協議の結果を報告。

 番組では「それぞれ大人ですから、国民のみなさまに批判されないような判断を適切にされると思います」という自民党・下村博文政調会長のインタビューも紹介した。

 そして、医師会の求める全面自粛ならずとして……ネット上の「別にルール化しろとかじゃない。会食するなってことだよ」なる言葉も紹介した。

 そのうえでコメンテーターたちが登場。

 まずは吉永みち子さんが
「中川会長に指摘される前に(自民党)自らがこういうこと(全面自粛)すると言ってくれれば、国民に対する強いメッセージになったかもしれないのに、言われてなおかつ会う必要があると言ったり、自分の首をしめるとか言ってるってことは、この大事なときに、みんなが頑張るときに、ものすごく気持ちをそぐことになりますね。人と会うなと言ってるわけではないわけですから。範を示していただきたいのに、それすら受け入れないのか」と、呆れたように言う。

 続いて、長嶋一茂さんがさらに呆れた顔で登場。ちなみに、緊急事態宣言にあわせて、『モーニングショー』では今日8日から、コメンテーターはリモート出演になった。

 一茂さんは、
「このニュース、僕は今初めて知ったんすけど、議論されていることがビックリですね。これは議論の余地なしで、医師会のトップに言われるまでもなく自粛の方向ですよ。ふつうに企業においてはリモート化ですから、会食しなくてもリモートって手もあるし、大事な話であっても飯食わなくても出来るんじゃないか、そうしなきゃいけないと思いますよ。去年も菅総理もほかの議員さんも4人以上とか出ましたが、それがあるにも関わらず、ほんとに浮世離れしているというか、特権階級意識が抜けないと思います」
そうザバザバ斬り捨てた。

 そして、玉川徹が失笑気味に登場して、
「医師会に言われて国会で話し合った結果、ルール化しないって決めてしまうって、なんなんですか、自民党の政治家っていうのは会食しないと死んでしまう生物なんですか?」

と、リモート画面の中で椅子をぐるぐる揺らしながら思いきりバカにしたように言うと、司会の羽鳥慎一があっさり「そうなのかもしれないですね」と答える。

 こうなりゃ喜ぶ玉川。かぶせるようにして「ああ、そういう生物なんですね」と言うと、羽鳥は、「わかりませんけども。言われてルール化するのもどうかと思いますけど、言われてルール化を断念したということです」と答える。

「モーニングショー」は、このドン、ドン、ドーン、パカッと、コメンテーター3連発+羽鳥のオチでとっちめる方式が最近のやり方。これはこれでいいのだが……。

 裏の『グッとラック!』(TBS系)で特別ゲストのEXITりんたろー。が緊急事態宣言を発出する菅総理について、

「中途半端というか、『小池さんが言ってるんで、これぐらい出しますんで、みなさんうまくやってくださいという』メッセージにとらえられちゃうんですよ。みんなに嫌われたくなくて、結果みんなに嫌われているというか。一か月後、とてもじゃないけど、500人に減ってるとは思えない内容だなと思ってしまいます。やるんだったら、補償がっつりしてより厳しくした方がいい」

と自らをツイッターで「#チャラコメンテーター」と呼んでた割に、みんな納得なコメントかましてて、「グッとラック!」がここに来てりんたろー。起用で最後の追い上げか? と思ってしまった。話題はしばらくコロナ一色になるはず。

 みなさん、言葉を磨きましょう。

和田靜香(ライター)

和田靜香(ライター)

1965年生まれ。静岡県出身。主に音楽と相撲のライターで貧困問題やフェミニズムにも関心が高い。著書に『スー女のみかた~相撲ってなんて面白い』(シンコーミュージック)、『音楽に恋をして♪評伝・湯川れい子』(朝日新聞出版)、『おでんの汁にウツを沈めて~44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)などがある。

最終更新:2021/01/09 13:00

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