トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ボンビーガール』過去企画とその変遷

かつての人気番組『ボンビーガール』は、なぜ終了の憂き目に遭ったのか? 過去の企画とその変遷を辿ってみた

かつての人気番組『ボンビーガール』は、なぜ終了の憂き目に遭ったのか? 過去の企画とその変遷を辿ってみたの画像1
『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)

 日本テレビ系のバラエティ番組『幸せ!ボンビーガール』(火曜午後10時~)が、今年9月いっぱいで打ち切られることが決まっている。

 同番組は2011年4月から水曜深夜帯で放送され、13年4月からは現在の枠でレギュラー番組として放送。以後、8年半にもわたってオンエアされてきた長寿番組だ。「お金がなくても幸せに暮らそう!」をコンセプトに、金銭的には貧しい生活を送りながらも、夢を持って生きているさまざまな一般女性を、“ボンビーガール”と称して取り上げてきた。

 初期のMCは、元TOKIOの山口達也が務めていた。当時は、主婦ゲストが山口と同行し、激安スーパーにて予算2,000円以内で食材を購入。各地の格安物件で、ロケの出演者やスタッフ計10人分の夕食作りに挑戦するという企画もあった。

 また、女優志望の柴田美咲が沖縄・石垣島の老朽化した家賃8,000円の古民家に住み込み、初期費用10万円、月7万円の資金をやりくりしながら生活するという企画も人気を呼んだ。その後、柴田はテント生活に挑戦したり、鹿児島・甑(こしき)島に移住して地域おこしに奮闘するなど、この番組には欠かせない出演者となった。

 しかし、18年4月に山口が未成年女性にわいせつ行為をはたらいた不祥事が明らかになり、番組を降板。以降、後任のMCは設けず輪番制にし、最近では主に劇団ひとりが担当している。そのあたりから、かつての人気番組に陰りが見えるようになったという。

「『ボンビーガール』といえば、かつては世帯視聴率2ケタを獲る人気番組。近年でも水卜麻美アナ、丸山桂里奈らが担当した『青春ボンビー部活メシ』や、森泉の激安リフォームなども結構好評だったんです。ですが、昨年あたりからネタに窮したのか、番組本来のコンセプトを見失い、迷走した企画が目立つようになっていきました。打ち切りの決定打になったのは、やはり今年2月から数回にわたってオンエアした恋愛リアリティ企画でしょう。まるで番組が変わったかのような企画をやったばかりに、固定視聴者が離れてしまい視聴率も急降下。新型コロナの影響で大々的なロケもやりづらいですし、もはやテコ入れも不可能で、終了しか道がなかったのでしょう」(テレビ誌記者)

 かくして、終了すべくして終焉を迎えた『ボンビーガール』。せめて、これまで番組に登場してきた“ボンビーガール”たちが、幸せに暮らしていることを願うばかりだ。

最終更新:2021/09/14 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画