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プロ野球選手にも秋風が吹く頃…クビ候補に名の挙がる「妻が芸能人」の選手たち

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北海道日本ハムファイターズ公式サイトより

 長かった夏が終わって秋風が吹くようになると、ソワソワし始めるのがプロ野球選手。成績が振るわない選手に待ち受けているのが戦力外通告だ。一見、華やかに見えるプロ野球界だが、その実情は、毎年2割前後の選手がクビになる過酷な世界。シーズンも8割近くを消化し、肩叩き候補たちが見えてきた。

「昨年は藤川球児(阪神)、岩隈久志(巨人)、吉見一起(中日)、五十嵐亮太(ヤクルト)など、好投手の引退が相次ぎましたが、今年は大物野手の引退が続きそうです。危ないのは鳥谷敬(ロッテ)、内川聖一、雄平(ヤクルト)、福留孝介(中日)、陽岱鋼、亀井善行(巨人)、糸井嘉男(阪神)、平田良太(中日)など。年齢と成績だけでなく、年俸もネックになってくるのはベテランのつらいところです。

 投手では、山井大介(中日)、金子弌大(日本ハム)、牧田和久(楽天)らが候補。また、“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹(日本ハム)は去年、奇跡的に戦力外通告を逃れましたが、今年は流石にアウトでしょう」(フリー野球記者)

 この2年間、コロナ禍により無観客や入場制限を強いられているプロ野球界。一時代を築いた選手たちは、ガラガラの球場で声援も送られぬままユニフォームを脱ぐのは心残りだろうが、それもまた運命というしかない。球界には芸能人を妻に持つ選手も少なくないが、“当落線上”にいるパターンが多いのも特徴だ。

「西武から巨人にFAで移籍した野上亮磨(妻=元モーニング娘。の石川梨華)は、かなり厳しい状況です。3年4億5000万円の好条件で移籍しましたが、勝ち星は3年でわずか5つ。今季は大減俸の末、背水の陣のシーズンでしたが、右肩の異常で降板した5月以降1軍登板はありません。

 FAの人的補償で巨人から広島に移った長野久義(妻=テレビ朝日の下平さやかアナ)も油断は出来ません。長野の場合、成績もともかく年俸が高いのが問題(推定1億6000万円)。各球団ともコロナ禍で大幅な減収を強いられていますが、広島は収支にとりわけシビアで、長野に目を付ける可能性は十分にあります。

 さらにもう1人は、同じく広島の堂林翔太(妻=元TBSの枡田絵理奈)です。長らく成績が振るわず常にクビ候補だった堂林は、昨年ようやく覚醒してカープファンを喜ばせましたが、今年はまた以前の状態に逆戻り。“プリンス”と呼ばれ、大事に育てられてきました彼も30歳です。打撃も守備も走塁も、もう伸びしろは期待できず、小園海斗や林晃汰ら若手も順調に成長しており、正直いって居場所はない。面倒見の良いチームなので、コーチなどのポジションは用意してくれるでしょうが、“今年限りで……”という展開もあるかもしれません」(スポーツ紙記者)

 シーズンはあと1カ月ほど。彼らがどれだけ頑張りを見せてくれるかも、終盤戦の楽しみのひとつになりそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/09/17 20:00
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