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長嶋一茂の連載が一部で話題も…球界やメディア関係者が黙殺する長嶋家の“真実”

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長嶋一茂(写真/Getty Imagesより)

 11月3日、スポーツ界からは2人目となる文化勲章を受章した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督だが、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が、11月25日に発売された月刊誌「ゲーテ」(幻冬舎)の連載で綴った内容が密かに話題となっている。

 一茂は同誌の3月発売号より『・・・。ハワイに行けないから・・・書いてみた。』というタイトルの連載エッセイを持っている。

 「父との思い出」とのタイトルが付けられた第9回で一茂は、<「お父様はお元気ですか?」と聞かれることも多いが、ずっと「父は変わらず元気です」という返事を繰り返してきた。会っていないというと話が長くなりそうで、面倒臭くなりそうで…嘘をついてきた>と告白。

 さらに、<生きているうちに父と会うことは、もう二度とないだろう。父だけではなく、妹達や弟とも10年以上顔を合わせていないし、連絡もとっていない>と、家族と絶縁状態であることも明かしたのだ。

「かなり衝撃的な内容だが、父親サイドは巨人軍、一茂サイドは大手出版社や芸能プロなど、それぞれに様々なしがらみがあるので、情報番組などで今回の連載内容を軽々しく報じることはNG。おそらく、今後も一切話題になることはないだろうし、一茂も自らその話題を切り出すことはないだろう」(プロ野球担当記者)

 一茂の告白を「週刊文春」12月16日号(文芸春秋)が報じると、各メディアはこぞって後追い報道をした。

 もっとも、父親の利権などをめぐり、一茂と妹の三奈のあいだに確執があることはかなり前から指摘されていた。しかし、家族内トラブルを伝えた2013年の「週刊新潮」(新潮社)の記事に一茂は怒り、提訴。2015年には東京地裁が「記事の重要部分は真実と認められる」ものの「家族内の私的な問題にすぎない」と、プライバシーの侵害に当たると判断し、新潮社に賠償金の支払いを命じた。その後、東京高裁で和解したことが伝えられている。

 一茂は、直撃取材に来た「週刊文春」記者に対しても、「弁護士から訴状いかないように気を付けてね。俺はすぐやるから」と強硬な姿勢を見せたのだとか。とはいえ、そもそも、長嶋家は踏み込んではいけないタブーだらけだという。

「亡くなった一茂の母、そして、若いころ海外に留学に行っていた姉はいろいろな噂があったようで、その存在すらアンタッチャブルと見る球界関係者やメディア関係者は多かった。一茂の弟はもともとレーサーで現在は飲食店を経営しているが、なぜか、その弟のことを父親に聞くのはNGだった。一茂と三奈の関係に触れるのもタブーだが、国民的大スターだった長嶋茂雄氏の家庭がここまでベールに隠されていたのは謎だった。ただ、一茂がテレビ番組でいつからか奔放な発言をするようになったのは、孤立してしまった自分を鼓舞するための“自己武装”に思えてならない」(ベテランプロ野球担当記者)

 家族はどんな心境で一茂のエッセイを読んだのだろうか……。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/12/16 07:00
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