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三谷幸喜の『Nキャス』MC就任に大河スタッフが顔面蒼白!脚本が間に合わない!?

文=黒崎さとし(編集者・ライター)

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三谷幸喜

 その“しわ寄せ”は俳優やスタッフが食らうことに……。

 映画『ラヂオの時間』ドラマ『警部補・古畑任三郎』(フジテレビ系)などの作品に代表される脚本家の三谷幸喜氏が、ビートたけしに代わり4月から報道番組『新・情報7daysニュースキャスター(Nキャス)』(TBS系)のメインMCを務めることがわかった。

「稀代の喜劇作家とあって、三谷氏の物事の捉え方や目のつけどころは独特。おそらく予定調和な発言はしないでしょうから、生放送で相方となる安住紳一郎アナとどのような化学反応を見せるのか楽しみです。情報番組のMCは初めてとなる三谷氏ですが、子どもの頃の夢はニュースキャスターだったそうで、60歳になってそれが叶ったという。本人はドラマのネタ作りにもなると意気込んでいます」(テレビ誌ライター)

 しかし、この発表に頭を抱えているのが、NHK大河ドラマのスタッフたちだという。

 三谷氏は放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を手掛け、コメディ要素の強い脚本が視聴者に受け、1月23日放送の第3話の世帯平均視聴率は16・2%と高い数字をマーク、上々の滑り出しとなっている。しかし、『Nキャス』への出演で、脚本に遅れが生じる可能性があるという。

「三谷氏といえば、日本一の“遅筆”脚本家として有名です。ドラマ『大空港 2013』(WOWOW)に出演した故竹内結子さんは、当時の会見で『ホテルで泣きながら覚えた』と告白。ほかにも、中井貴一やディーン・フジオカも番組で『台本が届くのがギリギリすぎる』とクレームをつけていました。また、“日本で2番目に遅い脚本家”を自称する中園ミホ氏は2020年のラジオ番組で、自身が遅いと怒られている隣のスタジオでは、三谷氏の台本が届かずに撮影が中止になっていたとバラしています。13年の舞台『おのれナポレオン』では、心筋梗塞で降板した天海祐希に代わり、宮沢りえが急きょ代役を務めることに。三谷氏も彼女に合わせて台本を書き直すことになったのですが、宮沢はわずか2日半の稽古で本番に臨み、130のセリフをよどみなく、完璧に演じきりました。三谷氏は感激し、『鎌倉殿~』でも、宮沢を北条時政の後妻・りくにキャスティングしています」(芸能関係者)

 実際、大河ドラマの脚本と情報番組MCの二刀流はそう簡単なことではないようだ。

「生放送で時事ニュースを扱うのですから、事前の打ち合わせはしっかりやらなくてはいけない。それに三谷氏は世間の反応を気にするタイプで、ネットニュースで叩かれれば、メンタルをやられて、脚本の執筆にも影響が出ることもありえる。三谷氏にしては珍しく、今のところ大河ドラマの脚本は10話までは出来上がっているようですが、いつまでストックが持つのか。NHK関係者からは、“(『Nキャス』への出演は)せめて大河の撮影が終わる秋からにずらせなかったのか”との恨み節も聞こえてきます」(前出・芸能関係者)

 大河ドラマのスタッフは眠れない日々を過ごすことになりそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2022/01/30 08:00

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