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『ムチャブリ!』志尊淳vs松田翔太の“キュン合戦”開幕、第1Rは松田の破壊力に軍配か?

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ドラマ公式サイトより

 日本テレビ系水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』のエンジンが第3話でいよいよ温まり始めたようだ。

 30歳で出世欲もなく、恋愛からも長らく遠ざかっている会社員・高梨雛子(高畑)がある日突然、子会社の社長に任命されたことから物語が始まる『ムチャブリ!』。仕事に恋に翻弄されながら成長していく姿を描く「爽快お仕事エンターテインメント」を謳うドラマだ。数々のムチャブリで雛子を振り回すカリスマ社長・浅海寛人を松田翔太が、雛子に何かと噛み付く生意気な部下・大牙涼を志尊淳が演じている。

 1月26日に放送された第3話では、雛子が同窓会で再会したかつての憧れの同級生・加賀美(浅香航大)との恋愛模様が描かれた。高校時代、互いに惹かれていたことが分かり、雛子は加賀美から食事に誘われる。久しぶりの恋愛に舞い上がった雛子は、仕事と恋の両立をめざし、多忙な社長業の合間に加賀美から頻繁に届く他愛のないメッセージに返信、突然の平日夜デートの誘いにもデート服一式大人買いするなどして頑張っていく。

 しかし、残念ながらこの加賀美、現実にいたら要注意なタイプの男性だったのだ。仕事を頑張っている女性が好きと言っていたくせに相手の仕事の都合は顧みないし、去り際に「全然大したものじゃないんだけど。何の意味もないし」と言って渡した紙袋には、結婚を前提に付き合ってほしいとのメッセージカートとともに指輪が。挙句の果てに、その返事も待たずにまたも平日の夜に雛子を呼び出し、突然「明日親に会って欲しい」などと暴走する始末。そして、どうしても外せない大事な仕事があると断る雛子に、加賀美は「俺の頼みは少しも聞いてくれないんだ?」と言い放ち、「じゃあもう選んでよ。仕事か俺か」と迫る。最後には「俺のこと、もてあそんだってこと?」と勝手に被害者ぶり、「指輪、後で返してね。それから、もう連絡もしてこないでくれ!」と豹変する加賀美に「モラハラ臭満載」とドン引きする視聴者も……。

 そんな雛子の窮地を救ったのが、大牙だった。帰ろうとする雛子の腕を掴んで「明日だけでいいんだ!」と食い下がる加賀美に対し、大牙は「何やってんだよ!」と止めに入る。雛子を庇うように前に立つその姿はヒーローそのもの。さらに大牙の見せ場は続く。逆ギレした加賀美が立ち去った後、極度の疲労で倒れこんでしまった雛子を、大牙がしっかりと抱きとめるというシーン。これまでの雛子に対するツンツンした態度との落差、モラハラ彼氏予備軍の加賀美との対比もあり、「志尊くんめーっちゃ男っぽくてカッコいい」「志尊淳さすがにかっこよすぎ」などと視聴者の心を鷲掴みにしていた。

 第1話、第2話とほとんど恋愛要素はなくお仕事コメディだった『ムチャブリ!』に突然のキュン要素が盛り込まれ、視聴者は大いに沸いたようだが、今回はそれだけでは終わらなかった。

 加賀美との恋が終わった雛子は、「私の一番の敗因は、好きな人ができないこと」「そもそも(恋は)頑張るようなことじゃない」「恋って温泉みたいじゃない? 湧くとこには湧くけど、湧かないところには一生湧かない」と悟り、自分には恋愛は向いてないと結論を出す。だがラストシーンで浅海社長に「誰にも選ばれずに30歳を迎えた」とこぼすと、浅海は「誰にも選ばれず? 俺が君を選んだじゃない」と笑顔で意味深な言葉を投げかけたのだ。これには雛子もたまらず「温泉、湧いたかも……」と心の中で叫んでしまう。この浅海の最後のひと言に「沸いた。とてつもなく沸いた」「松田翔太かっこよすぎてなんかもう過呼吸」と、松田演じる浅海が最後にすべてを持っていったと悶絶する視聴者が続出していた。

 恋愛要素が本格的に動き出し、ドラマとしてエンジンがかかり温まり始めた『ムチャブリ!』。2月2日に放送される第4話では、浅海社長の言葉が気になって仕方ない雛子や、2人きりで出張にでかけ急接近する雛子と大牙の様子が描かれ、いよいよ雛子と大牙と浅海、3人の関係も動き出すようだ。

 新型コロナウイルスに感染し、現在自宅療養中の松田だが、志尊と高畑からのSNS上の「ゆっくり休んでください。戻ってくるまで温めておきます」「温泉沸かして待ってます」とのメッセージに「熱々なころ戻ります」と返信するやり取りも話題となっていた。そんな3人が第4話ではどんな展開を繰り広げ、視聴者を沸かせてくれるだろうか。松田の回復を祈りつつ、まずは今夜の放送を楽しみに待ちたい。

 

■番組情報
水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:高畑充希、志尊淳、松田翔太、夏帆、優香、笠松将、山田真歩、坪倉由幸ほか
音楽:河野伸
主題歌:ENHYPEN「Always」(ユニバーサルミュージック)
脚本:渡邉真子
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴木亜希乃、柳内久仁子(AX-ON)
演出:猪股隆一、狩山俊輔
制作協力:AX-ON
製作・著作:日本テレビ
公式サイト:ntv.co.jp/muchaburi

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/02/02 12:00
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