麒麟川島と田村アナが『ラヴィット』不在にチャン河合が粋なはからい

　3日放送のTBS『ラヴィット』では普段ロケを担当しているWエンジンのチャンカワイが司会の麒麟・川島明の誕生日のサプライズゲストとしてスタジオに初登場。川島は新型コロナウイルスに感染しているため欠席していたのだが、意外な形で誕生日を盛り上げた。

　この日は、川島に替わりニューヨーク屋敷裕政が代役で司会を担当。また川島と共に司会を務め、川島と同じくこの日が誕生日のTBS田村真子アナウンサーも新型コロナウイルスに感染し欠席のため、日比麻音子アナウンサーが代役を務めた。

　日比アナから初登場ゲストとして紹介されたチャンは、「いろいろロケも行かせてもらってるんですが、今日は満を持して完全に、明さんにお誕生日おめでとうっていうことのサプライズゲストって聞いてたんです！！」と裏事情を説明。サプライズのはずが驚かせる相手がまさかの不在となる事態に戸惑いを見せていた。

　そんな中、番組では川島と田村アナ、2人の誕生日が祝われる。

　スタジオには川島と田村アナそれぞれに立派なケーキが準備されていて、オープニングのテーマは2人への誕生日プレゼント。当人が不在の中メンバーが次々に準備した誕生日プレゼントを紹介していくのだがチャンの番で問題が発生。

　スタッフに予算1万円程度と伝えられていたため、他のメンバーのプレゼントは5000円から1万円を超えるものまで……。しかし、チャンが川島へのプレゼントとして用意したのが226円の納豆で、「安すぎる」と突っ込みが入ったのだ。

　チャンカワイは「値段じゃないんです！だって川島さん納豆めちゃくちゃ好きなんです！2月2日で大豆の日で掛けて持ってきたんです！」と選んだ理由を力説するがノンスタイルの2人に「にしても安すぎひん？」「誕生日プレゼントやで！」と反論されてしまう。負けじとチャンもその納豆の凄さをプレゼンし、みんなが知らないものを持ってきたとアピールしたのだがノンスタイルには伝わらず「オススメグルメって言われたら入ってくるけど、誕生日プレゼントって言われると、ちょっと200円台は」「当分スタジオはない気がしません？」とまで言われてしまう始末。

　チャンはついに「知らん情報あたえるんが誕生日ちゃうんかい!!」と爆発。その明言にスタジオは大爆笑だった。

　コーナーは違う形で盛り上がってしまったのだが、このあとチャンが粋な計らいを見せる。「日本中からこれを送りましょうよ！」と『明と真子おめでとう』という誕生日を祝うメッセージをプレゼントのキーワードにしたのだ。

　この言葉はトレンド入れし「チャンさんのお気遣い最高です。みんなでお祝いさせてくれてありがとう」「お誕生日おめでとうございます。お大事にお過ごし下さい」「チャンさんならやってくれると思ってました！明と真子おめでとう」とたくさんの暖かいメッセージがよせられた。

　驚かせる相手のいないサプライズゲストという変な立ち位置から、祝う人がいない変な誕生日会を見事に盛り上げてくれたチャンカワイ。これからはロケだけではなくスタジオでも大活躍してくれるかもしれない。

大沢野八千代（ジャーナリスト）

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ