ボートレース界のスター選手・峰竜太、予想屋と交流で謹慎へ　その他にもあった数々のトラブル

　ボートレースのスター選手である峰竜太が、“予想屋”と不適切な接触があったとして、日本モーターボート競争会から2月26日より4カ月の出場停止処分を受けた。しかし、峰にはそのほかにもさまざまな“余罪”があるとの疑惑があり、さらなる処分の可能性も指摘されている。

　峰は人気ゲーム『Apex Legend』の大会を個人的に主催し、その協賛者をツイッターで募集。そこで応募してきたのがボートレースの予想を行っている「ジェイソン先生」という人物だった。しかし、選手とアンオフィシャルな“予想屋”が接触することはボートレースの規約に反する可能性が高いということで、協賛の話は白紙に。ジェイソン先生が峰に支払っていた協賛金は返金されたという。

「ボートレースでは2020年1月、レーサーが故意に着順を落とす八百長に関与してたとして逮捕され有罪となっており、選手が怪しげな人物と接触することに対して、かなりシビアになっている。何もやましいことがなかったとしても、トップレーサーがアンオフィシャルな予想屋と金銭のやり取りをするというのは、それだけで問題ですね」（ボートレース記者）

　そんな峰は、ここ数年プライベートでの動きについて、さまざまなトラブルを起こしていた。

「峰は2020年に自身のアパレルブランド『ONE』を立ち上げて、Tシャツやパーカーなどを販売していますが、そのデザインが有名ブランドのパクリなのではないかとずっと言われているんですよね。オマージュやパロディといえばそうかもしれませんが、パクリといえばそうともいえる。かなりグレーであることは間違いない」（同）

　2021年11月にはInstagramのフォロワーが5万人を突破したことを記念して、100人に総額100万円分のプレゼントをする企画を行った峰。しかし、「返信用レターパックを入れて応募する」という方法をとっていたことで、ある疑惑が生じたのだ。

「未使用のレターパックは払い戻しすることができるんです。つまり、プレゼントに当選しなかった人が送ってきたレターパックを峰が換金するのではないかと囁かれ始めたんです」（同）

　その後、レターパック換金疑惑浮上を受けて峰は、100人へのプレゼントではなく、応募者全員プレゼントに切り替えた。

「レターパック疑惑は払拭されましたが、送られてきたプレゼントがポストカードとかサイン色紙とか、当初の予定よりもかなりショボくなっていたようです。Tシャツなんかが送られてきた応募者もいたようですが、果たして本当に総額100万円だったのか怪しいと言われています」（同）

　また、昨年のクリスマスには福岡市のクラブでイベントを開催する予定だったが、コロナ禍の影響で中止になっている。

「さまざまなトラブルが起きていたことで、峰のアンチが激増しているんです。そのアンチがボートレース競走会に“通報”しているという話もあり、クラブイベントの中止もそれに関係しているのではないかと囁かれています。そういったいろいろなトラブルもあり、競走会としては見過ごすこともできなくなり、予想屋との接触という決定的な不祥事をもって謹慎処分にしたということでしょう。峰はレースに出れば売上が確実に上がるくらいのスター選手なので、競走会として本当はスルーしたかったかもしれませんが」（同）

　ボートレースの場合、競走会からの処分の他に、選手会からも処分されるケースもあるという。

「どうなるかはわかりませんが、選手会からの処分があれば、競走会と同じ程度がそれ以上になる可能性もあると噂されています」（同）

　いくらスター選手とはいえ、ここまでトラブル続きだと今後の選手生活も心配になってくる。峰竜太はTwitterで「ゼロからやり直す」と謝罪しているが、信頼を取り戻すには少々時間がかかりそうだ。

手山足実（ジャーナリスト）

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

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