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広瀬アリス、大ブレイクで異例の連ドラ同時主演…鬼門の「ジャニーズと熱愛」も影響ナシか

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広瀬アリス

 広瀬アリスが、4月期に異例の「連ドラ同時主演」を果たす。大ブレイクを象徴する特別級の扱いで、名実ともに「主演クラス」の女優として勝負どころを迎えそうだ。

 今月6日、広瀬が日本テレビ系連続ドラマ『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~』(4月14日スタート)に滝藤賢一とダブル主演することが発表された。『探偵が早すぎる』は2018年7月期に連ドラとして放送され、翌年に前後編のスペシャルも制作されるなど人気のドラマであり、その待望のシーズン2となる。広瀬は莫大な遺産を相続することになって命を狙われる女子大生の十川一華(そがわ・いちか)、滝藤は“早すぎる探偵”こと千曲川光(ちくまがわ・ひかる)を演じ、一部ネット上で「広瀬アリスと顔がそっくり」と話題になっていた水野美紀もスーパー家政婦役で続投する。

 広瀬といえば、フジテレビ系の「月10」枠で放送される『恋なんて、本気でやってどうするの?』(4月18日スタート)に主演することもすでに決定。同作は恋に本気になれない6人の男女が人生最大の“本気の恋”に落ちていく姿を描く群像ラブストーリーで、広瀬にとってプライム帯ドラマ初主演となる。広瀬の相手役は、人気急上昇中、「演技派ジャニーズ」としても注目される松村北斗(SixTONES)がキャスティングされている。

「過去にも山田裕貴が2020年1月クールに同時主演し、異例の扱いと話題になりましたが、その時は2本とも同じMBS(毎日放送)制作のドラマで深夜帯でした。広瀬の場合は局をまたいで、しかも一方はプライム帯作品ですから、まさに異例中の異例です。今後は文句なしの『主演女優』として結果を問われるようになるでしょうから、これからが本当の意味での勝負どころといえるかもしれません。特に『恋マジ』こと『恋なんて、本気でやってどうするの?』は、松村のシャワーシーンやベッドシーンもありますし、さらにあいみょんが主題歌を提供、香椎由宇が8年半ぶりに連ドラ復帰するなど話題性も抜群で、春ドラマの注目作となりそうです」(ドラマウォッチャー)

 さらに、4月29日にはメインキャストのひとりを務めるドラマシリーズを映画化した『劇場版 ラジエーションハウス』の公開を控える。

 CMにも引っ張りだこで「テレビで見ない日はない」状態が続いており、昨年12月に発表された「2021年TV-CMタレントランキング」(エム・データ調べ)では契約社数12社で妹・広瀬すずと同率の3位となった。広瀬は2020年と比べて5社増やしており、今年はさらに増加しそうな気配だ。

 まさに大ブレイク中といったところだが、今年初めに人気急落を危惧されたことがあった。新年早々、昨年1月期のドラマ『知ってるワイフ』(フジテレビ系)で共演した関ジャニ∞・大倉忠義との熱愛をスクープされたのだ。

 女性タレントにとってジャニーズタレントとの熱愛報道は、男性ファンを失うだけでなく、同性からのやっかみも受けやすいなど、リスクが大きい。しかし、広瀬に限ってはまったく人気に影響がなく、それどころか男女双方からの支持が今まで以上に広がっている。

「広瀬は、プロバスケットボール選手との熱愛時もほぼオープン交際で、大倉との報道でも所属事務所が『プライベートなことは本人に任せています』と交際を事実上認めました。プライベートをあけすけにしているタイプで、それが裏表のない印象を与えて好感度につながっている。また、ブレイクが早かったすずと比べ、女優としては脇役で堅実にキャリアを積み重ねてきた経緯があり、それも支持拡大に影響しているのでしょう。特に同性支持の高さが目立ち、大倉との熱愛報道後も女性層からのバッシングがほとんどなかった」(芸能記者)

 若手女性タレントの中でも屈指の好感度の高さといえるが、それを決定づけた大きな要因として「SNSでの振る舞い」があるという。

「プロ野球ファンの間では、広瀬と千葉ロッテマリーンズのレオネス・マーティン選手がそっくりだと評判になっており、エゴサーチが趣味だという広瀬は一昨年7月に自身のTwitterでマーティン選手の動画を引用しながら『うん、これは、私。笑』と反応。本人公認となったことで大反響となった。それをきっかけにCMイベントでマーティン選手とオンライン対面し、その後も『(広瀬アリスで)エゴサーチしても出てくるのは大体マーティン選手の話』と自虐ネタにしていました。また、Twitterでは半目になった写真を嬉々としてアップしたり、ドラマ撮影中におどけている場面を公開するなどはっちゃけています。そうした飾らないSNS投稿が“好感度女優”ぶりを加速させたという見方もある」(前出)

 かつては早くにブレイクした妹の陰に隠れてしまっていた時期があったが、もう「広瀬すずの姉」イメージからは完全脱却したといえるだろう。これからの「主演女優」としての評価によって、日本を代表する女優のひとりに成長していく可能性もありそうだ。

雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

さいきじゅん

最終更新:2022/05/17 15:58
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