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VTuber白上フブキの配信で揶揄されるスパチャ三店方式ってなんだ?

3日連続のスパチャ三店方式で炎上!過去にもゲームで炎上が

 白上フブキを例にとると、まずスパチャ禁止のゲーム配信を行う。ゲーム配信終了後に雑談枠を設け、この配信でスパチャをオンにする流れだ。ゲーム配信が2時間以上あるのに対して、スパチャできる雑談配信は20分程度だったこともあって、集金のための雑談枠ではないかと問題視されている。

 この雑談枠「ゲーム後のまったり雑談会その3」はアーカイブ公開されているが、現在コメントはオフになっている。初期公開時はコメントできるようになっていたのだが、この騒動によってオフに変更されて今に至る。

 だが、その前の雑談枠のコメントがオンになっていため、このアーカイブに非難の声が寄せられる事態に。「その3」というタイトルからもわかるとおり、白上フブキは3日間連続でSEKIROゲーム配信→雑談配信を行っており、炎上したという流れだ(現在はいずれのアーカイブもコメントはオフになっている)。

 こうした事態を受けてか、「スパチャ三店方式」の明言はされていないものの、フロム・ソフトウェアは3月15日に動画・画像の投稿に関するガイドラインを更新。同社の方針を改めて示した形に。

 チャンネル登録者数200万人に迫るVTuberということもあってこの一連の行為が目立ってしまい、SNSでは賛否両論となったというわけだ。

 白上フブキは過去にもゲーム配信で炎上したことがある。それは『天穂のサクナヒメ』だ。ゲーム配信といえばプレイ進捗を見せるのが一般的だが、同作の配信ではいきなりラスボスに挑む配信を決行。

 本件について開発者の1人はTwitterでこのようにコメントしている。

「配信自由と言った手前ルール上NGではないですが、そういうやり方で収益出すのは道義的にどうなの御社って感じではあります」

 長引くコロナ禍でVTuberが増え続けており、見方によっては炎上で話題になって注目される手法の1つと捉えることもできるが、モラルを持って配信することも大事だ。日本発のVTuberカルチャーがこれからも盛り上がっていくために、ガイドラインの抜け道を探すことが減っていくことを願う。

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2022/03/22 13:06
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