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見どころはチワワと飯テロ? 『元彼の遺言状』視聴率維持もストーリーは話題にならず…

文=東海林かな(しょうじ・かな)

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ドラマ公式サイトより

 4月25日にフジテレビ月9ドラマ『元彼の遺言状』の第3話が放送された。前話で同名原作小説の物語が完結し、新たなストーリーがどのようなものなのか楽しみにしていた視聴者も多いことだろう。その期待を反映するかのように、世帯平均視聴率は10.3%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と第2話の数字をキープ。しかし、第3話で話題になったのは、どうやら本筋とは別の部分であり、ミステリードラマとしてあまり望ましくない状況にあるようだ。

 第1話で亡くなった弁護士・村山の「暮らしの法律事務所」を引き継ぐことになった主人公の弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。第3話のあらすじは、剣持のもとに源氏名「武田信玄」のホスト・黒丑益也(望月歩)から依頼の連絡があり、不動産会社社長の死に隠された秘密を明らかにするというもの。麗子が相棒・篠田敬太郎(大泉洋)とともに、情報を集めては分析を繰り返し、地道に真実を明らかにしていく。それゆえ、第1話・第2話にあったような華やかなエンタメ感やスピード感には乏しいものの、しかし、前2話よりも、関わる人々の心理を丁寧に描写しているように感じられた。

 そんな中、SNSで盛り上がりを見せたのは悲しくも、物語の本筋とは関係のない部分。村山弁護士を頼って連絡してきた女性依頼人が、留置中の間、愛犬パトラッシュの世話を代わりにしてほしいと頼む。麗子に命じられて篠田が飼い主宅を訪れると、そこにはやんちゃ盛りの愛らしいチワワが。その姿に篠田はデレデレだったが、視聴者も「飼ってた子を思い出し、可愛すぎて悶絶しながら見ちゃった」「元彼の遺言状観てるけど今回はチワワちゃんなの?! めちゃくちゃかわいい。毎回ワンちゃん出てくるのかな」と、ストーリーそっちのけで喜んでいるのが伝わってくる。

 極めつけは、要所で出てくるグルメの数々。A5ランクの牛肉を使ったすきやき、ディンブラ紅茶、大盛りチャーシュー麺、野菜マシマシのワンタン麺、素うどん……。口寂しくなる時間帯と相まって「A5和牛のすき焼きシーンなら何度かNG出したいぐらいだね」「黒毛和牛にちょっといい紅茶にラーメン! 3段階の飯テロきた!」と視聴者も釘付け。麗子が大食いというキャラ設定だけに、今後もさまざまなグルメの登場が予想される。綾瀬はるかの”食べっぷり”も話題になっただけに、今後もグルメが登場する度に視聴者は湧くことになりそうだが、ドラマ制作サイドとしてはドラマそのものの魅力で勝負したいのが本音だろう。

 今回は、原作小説『元彼の遺言状』から始まった「剣持麗子シリーズ」の最新刊『剣持麗子のワンナイト推理』(宝島社)のエピソードが実写化されたが、町弁として活動する短編集というだけあって、やはり地味な印象は否めない。次の第4話はドラマオリジナルストーリーが展開されそうだが、はたして挽回できるのか。そして次はどのような“視聴者の目を釘付けにする一手”が飛び出すのか。ストーリーとあわせて楽しみたい。

■番組情報
月曜ドラマ『元彼の遺言状』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:綾瀬はるか、大泉洋、生田斗真、関水渚、森カンナ、笛木優子、要潤、野間口徹、佐戸井けん太、笹野高史、萬田久子、浅野和之 ほか
原作:『元彼の遺言状』『剣持麗子のワンナイト推理』新川帆立(宝島社)
脚本:杉原憲明、小谷暢亮
音楽:川井憲次
プロデューサー:金城綾香、宮﨑暖
演出:鈴木雅之、澤田鎌作、西岡和宏
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/motokare

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/05/17 14:56

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