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庄村聡泰(ex-[Alexandros])BE:FIRST「Betrayal Game」にグループとしての黄金比の確立を感じる

庄村聡泰(ex-[Alexandros])、BE:FIRST「Betrayal Game」に、グループとしての黄金比の確立を感じるの画像1
BE:FIRST 公式サイトより

 いやはや、つくづく、全く以て。

 ”あいや、いやいや”

 に尽きる。BE:FIRST略してビーファの新曲「Betrayal Game」を耳にする度におっさんの心と身体からは感嘆の溜息が例えば口からはこの様な音節となって漏れ出しているし最早うんこの形すら感嘆符即ちエクスクラメーション即ち”!”となって出て来る始末だ。

 この気持ちは音節そのまま中国語に変換する事が出来る。”哎呀哎呀哎呀”だ。馴染み深い読者皆様方は決して多くないだろうが、読みは”アイヤーアイヤーアイヤー”であり、ドクタースランプの摘さん一家に於けるアレでありらんま1/2のシャンプー並びに呪泉郷ガイドに於けるソレであり銀魂の神楽に於けるコレである。”私~アルヨ”とか”私~ナイネ”等のフィクションでよく見られる中華系キャラの斯様な(と言うか現実にはそんな人いないが)言葉遣いは協和語と呼ばれ、旧満州国で一時的に使われていた簡易的な日本語とされている。これでまた1つ賢くなったネ。でもテストには出ないアル。

 さあそろそろ話を戻さないとクビになるので、”Betrayal”とはこれまた馴染み深くない言葉であるが、裏切り、背信、密告、等の事を指す英単語であり、これは恐らくタイアップ元であるドラマに準拠してのタイトルなのであろうが、それにしても前曲である「Bye-Good-Bye」の次の曲としての裏切りと言う意味合いも強いのではないだろうか。だってアンタ等前曲では爽やかだったじゃないの。次でいきなりこんなぶっといベースラインにエッチなフェイクとか絡ましてんじゃないよ。

 ”夢を超えて会おうよ”て夢を超えて会ってみたらもう別人じゃないのよ何があったのよ。

 ”さよならはスタートライン”てそのスタートラインから走り出してどこまで行っちゃったのよねえほんとに何があったのよ。

 ”この胸の衝動は身勝手”にも程があるぜちきしょう。後生だからビーファさんよ、おっさんを置いて行かないでくれ。頼む。

 トラックはもうバキバキの刃牙、最先端でもあるけれども、やはりこう、MJ(マイコー或いはマイケルジャクソン)みもしっかりと匂わせてくれる辺り(そもそも歌い出し前の”アッ”と言うブレスにはMJからの影響が皆無であるとは言わせねえぞと思いました)に振り回され狂っとるおっさんもちゃんと付いて行けるニュアンスを残しつつ、各メンバーの声の配置、並びに構築美が完璧だ。デビューから言うてさほどの時間も経過していないグループなのにも関わらず、既にメンバー7人の声に於ける黄金比を確率しつつある(パフォーマンス面、ダンス面に於ける比率も然りだと思われるが、何なら地上波レギュラーも始まり、キャラ的な立ち位置の比率も然りだと思われる)。

 うむむ、早熟にも程がある。先述の通りとしか供述出来ぬ自分の語彙力には辟易とさせられる物の正に”あいや、いやいや”であり、”哎呀哎呀哎呀”であるのだ。

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