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桐谷健太“怪演”で主演をしのぐ存在感…『インビジブル』最終回を“気持ち悪く”飾る

文=東海林かな(しょうじ・かな)

桐谷健太“怪演”で主演をしのぐ存在感…『インビジブル』最終回を“気持ち悪く”飾るの画像
ドラマ公式サイトより

 TBS系金曜ドラマ『インビジブル』が6月17日に最終回を迎えた。全10話を終えて最後の最後ですさまじいインパクトを残していったのは、間違いなく桐谷健太演じるエリート警察官の猿渡紳一郎だったと言える。

 猿渡が「ラスボス」としての本性を現したのは、第9話のラストシーンだった。最終話で凶悪犯「リーパー」としての顔を隠さなくなった猿渡は、手を組むフリをしながら一方的に利用していた「インビジブル」キリヒト(永山絢斗)を射殺。キリヒトは姉であるキリコ(柴咲コウ)と束の間心を通わせたあと、息を引き取った。

 キリコと志村(高橋一生)に正体を見破られてからの猿渡こと桐谷健太の演技は、まさに独壇場と言うにふさわしいものだった。キリコが「そいつがリーパーだよ!」と志村に警告する一方、猿渡は「彼女の言うことを信じるんですか?」と志村に迫るが、その正体に確信を持った志村が「お前だろ」と突き放すと、猿渡はにんまりと笑顔を浮かべながら「はい。私がやりました」とあっさり認めて銃口を向ける。警察官としての仮面が剥がれ、犯行を自供する快楽を抑えきれない表情は、最凶最悪のラスボスにふさわしいものだった。

 しかも、これで終わりではなかった。もみ消されていた猿渡の少年時代の殺人を暴こうと、かつて猿渡が家政婦を殺した猿渡家の別宅に志村が向かうと、部屋の中にあったのは整然とコレクションされた凶器や被害者の遺品の数々。呆然とする志村に「あんまり片付いてごめんなさい」と言ってやってきた猿渡は、「その中に手錠があるでしょう。見覚えありませんか?」「それ、安野さんのです」と告げた後、手配していたクリミナルズ(凶悪犯)に志村を捕らえさせる。「3年前のあの日、茅場町公演でOLを殺した時、たまたま安野さんに顔を見られましてね。人生最大のミスです。だから死んでもらいました」とゆったり微笑みながら、志村の元相棒・安野(平埜生成)殺害の真相を明らかに。

 と同時に、はにかみながら「あの時、ついでにあなたを殺してもよかったんです。でも……。安野さんを切りつけた時の、あの志村さんの顔が……なんていうか、いとおしくて……たまらなくなって……。だから殺さずに生かしておくことにしました。あの顔がもう一度見たいから」と志村に目をつけていた理由を告げ、「あれから毎日のようにずっとあなたを見てました」と告白。「あとでゆっくり楽しみましょうね」と志村の頬を撫でたのだった。

 志村への執着心たっぷりなこの告白大会に、SNS上の視聴者たちの間には衝撃と歓喜が広がっていた。「⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」「こんな愛が激重なセリフを吐息まじりで……‼︎」「最終回の猿渡が予想の100倍気持ち悪くてびっくりした(褒めてる)」など、内に秘めていた変態性を暴露する猿渡に賞賛が集まった。さらに第1話の「ずっとあなたを監視していましたから」というセリフがリプレイされると「愛おしくなっちゃった猿渡さん、今までのセリフが全部気持ち悪くなっててウケる」といったコメントも。

 最終話の世帯視聴率は6.6%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)にとどまったが、役者・桐谷にとっては誇れる代表作になったに違いない。

■番組情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系毎週金曜22時~
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭介、大野いと、平埜生成、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健、香坂隆史
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/invisible_tbs

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東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/06/20 19:42

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