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日向坂46齊藤京子とファーストコンタクトからの”実験場”

文=飲用てれび(いんよう・てれび)

日向坂46齊藤京子とファーストコンタクトからの実験場の画像1
『キョコロヒー』(テレビ朝日系)公式サイトより

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(7月31~8月6日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

ティモンディ・高岸「僕は全員がホントに一番だと思ってるんで」

 全身オレンジ色の衣装を着て「やればできる!」と応援する。野球のピッチャーをやらせるとその投球は“芸能人最速”とも呼ばれ、最近はプロ野球独立リーグのチームにも入団した。現在放送されている大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)にも、まっすぐな武士の役で出演中だ。そんなティモンディの高岸宏行が改めて面白い。

 ティモンディをテレビのバラエティ番組で見るようになったのは、2019年の後半からだろうか。そのころから高岸は、いつでもポジティブなことを言う“奇妙な人”だった。ピッチャーとしての側面も当初から注目されてきた。

 そこから3年近くが経とうとしているが、彼の印象は登場時からほとんど変わっていない。タレントや芸人の“消費”スピードも激しいなか、そしてバラエティ番組の裏側を語る番組が多いなか、「本当は暗い」「キャラをビジネスでやってる」などと裏側が”暴かれる”こともほとんどなく活動し続けているのは、あまりないケースではないかと思う。高岸の体格の良さが、キャラの揺るぎなさを支える下部構造になっていたりするのかもしれない。

 そんな高岸が、相方の前田裕太とともに6日の『ゴッドタン』(テレビ東京系)に出演していた。アイドリングトークから、高岸はいつもの調子で出演者とやり取りする。大河ドラマの出演者と「仲良くなった?」と聞かれた彼は「みなさん仲良くなりました」。さらに「誰と仲良くなった?」と問われると「みーんなと仲良くなりました」と答えた。比較はしない。差はつけない。みんなが一番。今日も高岸は高岸だ。ポジティブシステムは順調に作動する。

 さて、番組のこの日の企画は「コンビ愛確かめ選手権」。コンビの一方が番組アンケートに回答し、もう一方がコンビ愛を発揮しその回答内容を予想するクイズのような企画だ。ティモンディは、前田がアンケートに回答するほう、高岸が予想するほうでの出演だった。

 ただ、本来の予定は逆で、高岸がアンケートに答えるほうをやるはずだったらしい。前田によると、高岸の書いたアンケートでは番組の企画が成り立たなかった。というのも、「あなたの好きな○○の順番を書いてください」といったアンケートでも、高岸は「全部」と書くのだとか。高岸は言う。

「嘘はつけないんで。僕は全員がホントに一番だと思ってるんで」

 そんな彼は、劇団ひとりに「じゃあアンパンとメロンパン、どっちが一番?」と聞かれても、「あー」と少し悩みながら「どっちも一番です」と笑顔で答えるのだった。

 企画がはじまっても高岸の調子は変わらない。「コンビで一番熱くなった瞬間は?」という質問に相方の前田はなんと答えたか。それを当てる際に高岸は「全部!」と答えてしまう。

 そんな高岸を、MC陣はなんとか企画に乗せようとする。小木博明(おぎやはぎ)が、「これからも全部ってことはないの。大ヒント」と、高岸に合わせた“ヒント”を出す。劇団ひとりが「全部って書いたら前田が死んじゃうシステム」と、高岸でも合意するだろう状況設定を持ち出す。劇団ひとりの発言に、仲間を大事にする高岸は「それはよくない」と真剣な顔になってちゃんとクイズに答えたのだった。番組の企画内容と、高岸のポジティブシステム。両者の落としどころをその場で模索するMC陣と高岸のやり取りが面白い。

 あるいは、人や作品の比較とか分類とか優劣をつけたりとか、そういうのをできるだけ避ける風潮が昨今ある気がするけれど、では本当に「比較とかをしない」を貫いたらどうなるのか。作動し続ける高岸のポジティブシステムは、そんなコミュニケーションの実験を見るような面白さもある。

 実験結果はどうなるのだろう。やっぱり人間はどこかで比較とかしてしまう、ということになるのか。それとも「やればできる!」ということになるのか。引き続き見守っていきたい。

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