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坂口健太郎×杏『競争の番人』ツッコミどころ多い“最終章”終了も…「あと1話ある!?」

文=東海林かな(しょうじ・かな)

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ドラマ公式サイトより

 坂口健太郎と杏がダブル主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『競争の番人』。9月12日に放送された第10話は、ついに”ラスボス”である国土交通省・事務次官の藤堂清正(小日向文世)との決着がつく展開だっただけに、息の詰まるシーンの連続だった。しかし、“最終章”のラストを飾った第10話は本ドラマの「最終話」ではなく、9月19日に最終回が放送されるとの予告があったため、「あれ? 来週もあるの?」という戸惑いの声も上がったようだ。

藤堂を見事に逮捕に追いやったダイロク

 藤堂が絡んでいると見られる「東京湾岸地区再開発プロジェクト」の談合を追う公正取引委員会・第六審査(通称「ダイロク」)。前回、藤堂のジャケットから「12月2日 喫茶シルビア」というメモを発見した小勝負勉(坂口健太郎)は、これが談合が行われる場所と日程と踏み、白熊楓(杏)らダイロクのメンバーと共に乗り込むが、そこで行われていたのは再開発プロジェクトではなく、大谷田バイパス工事の入札談合だった。さらにここに警察がやってきて、再開発プロジェクトの談合の取りまとめをしていると見られたラクター建設の樋山雄也(平原テツ)が殺人容疑で逮捕されてしまう。これはすべて藤堂の“身辺整理”によるものだった。わざとダイロクに別の談合場所に踏み込ませ、これまでのすべての談合を樋山がやったことに仕立て上げようとしただけでなく、樋山を警察に逮捕させることで、公取が樋山を聴取する機会を妨害したのだった。

 大谷田バイパス工事の入札談合の件という大義名分でラクター建設に立入検査を実施するダイロクだったが、肝心の再開発プロジェクト絡みの証拠は出てこない。小勝負たちに協力した藤堂の娘・環(前田亜季)の夫・小津耕介(竹財輝之助)が経営する「小津建設」は、トンネル工事の談合に関わったと嫌がらせを受け、15年前の小勝負建設と同じ状況になっていた。

 藤堂逮捕の手がかりがまったく得られない小勝負は、出向検察官の緑川瑛子(大西礼芳)から、藤堂が30年ほど前に関西で働いていた頃の上司だった北沢雄二(野添義弘)を紹介され、大阪に向かう。以前、小勝負に対し「談合はそんなに悪いことか? 私には競争こそ悪に思える」と言い切った藤堂だが、北沢から聞いたかつての藤堂は、真面目で正義感が強く、「この国の発展のためには競争が必要だ」として談合などの不正は徹底的に追及する人間だったという。藤堂はなぜ180度変わってしまったのか。小勝負は藤堂の過去をさらに追い、あることに気づく。

 談合当日、小勝負と白熊は藤堂の自宅を訪れ、少し話をさせてほしいと頼む。小勝負が「結局、談合場所を見つけることはできませんでした。俺たちの負けです」と敗北宣言をしたことで、藤堂は素直にダイロクに同行。その顔には不敵な表情が浮かんでいた。ラクター建設の談合疑惑について「お手上げです」と言う小勝負だったが、「ただ、わかったことがあるんです」と切り出し、藤堂の過去を語りだす。昔は真面目な役人だった藤堂は、自分が東京に出張中に起こった、1996年の阪神・淡路大震災で妻を亡くしていた。震災で、住んでいた公営住宅が倒壊したためだったが、この工事をした業者が耐震強度を偽装していたことが発覚。県による入札で最安値で工事を獲得したその業者は、安さが売りだったものの、その裏ではコストを抑えるために耐震強度の偽装に手を染めていたのだった。入札を得るための過剰な競争により、欠陥住宅がいくつも建てられていた状況に愕然とした藤堂は以来、競争を憎むようになり、談合を推進するようになった。そして公共事業における談合を合法化する法案まで通そうとしていたのだ。

 品質保持のために談合は必要と説き、「談合は国民の命を守るためにある」という藤堂に、その談合に夫が関わったことで藤堂の娘・環(前田亜季)が追い詰められ、自殺未遂をはかったことを伝えると、さすがに動揺の色が浮かぶ。しかし、どうか談合の場所を教えてほしいと土下座をして必死に頼み込む小勝負に、藤堂は「見苦しい。もう遅いんだよ。談合はもう終わっている」と非情に告げるのだった。

 だが、これこそが小勝負が狙っていたものだった。ダイロクのメンバーは本当はすでに談合の場所を突き止めており、事前にカメラをセットして、再開発プロジェクトの談合の様子を録画済みだった。リモートで談合に参加していた藤堂は、話がまとまった後に回線を切ったが、ダイロクはその後に現場を押さえたのだ。なぜ談合が終わったのを知っているのかという問いに「報告は受けているからね。ああ、私が口を滑らせたとでも思ってるのかな?」と余裕綽々の藤堂だが、談合直後に公取が踏み込んでいるため、談合のメンバーが誰かに報告することはできない。談合が終わっているのを知っているのは、談合に参加した人間だけなのだ。

 自ら談合に参加した“証言”をしてしまった藤堂は、「公取の力では私を罰することはできない」と言い放ち、立ち去ろうとする。しかし、事前に本庄聡子審査長(寺島しのぶ)が検察庁の幹部・六角敦夫(羽場裕一)に話を付けており、ダイロクが録画した談合の決定的証拠を渡された検察がここに現れる。藤堂はついに官製談合防止法違反の容疑で逮捕されたのだった。(1/2 P2はこちら

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