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引き金は永瀬廉ドラマ? 亀梨和也MC番組終了の裏でジャニーズの日テレ離れ始まる?

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日本テレビ

 KAT-TUN・亀梨和也がMCを務めてきたバラエティ番組『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』(日本テレビ系)がわずか1年ほどでレギュラー放送を終了した。10月25日から新番組『カズレーザーと学ぶ。』がスタートする。

「現在も同局のスポーツ番組『Going! Sports&News』に出演している亀梨は、日テレスタッフのウケが抜群と言われています。しかし、得意ジャンルが野球だけというのが難点で、伸び悩んでいたのも事実。『一撃解明』のMC抜擢には、亀梨の活動の幅を広げてあげたいという局内の亀梨シンパの親心もあったようですが、スポーツ番組はこなせても、バラエティの進行はさすがに荷が重すぎたようです」(芸能ライター)

 『一撃解明』が放送されていた火曜22時枠といえば、長らく元TOKIO・山口達也がMCを務める“ジャニーズ枠”だった。2006年から19時台で始まった『おネエ☆MANS!』に続き、現在の22時台に移った『魔女たちの22時』(2009年~2011年)を経て、山口は不祥事による途中降板となった2018年まで『幸せ!ボンビーガール』のMCを務め上げた。そして2021年10月からふたたびジャニーズMCによる『一撃解明』が始まったものの、新番組がカズレーザーMCになったことには、業界内外からも驚きの声が上がっている。

 その舞台裏についてテレビ関係者はこう耳打ちする。

「ジャニーズと日テレは今年4月期にかつての大ヒットシリーズ『金田一少年の事件簿』を復活させたものの、これが不発。さらに7月期にはKing & Prince・永瀬廉主演の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』が大コケしてしまった。同ドラマは世帯視聴率の全話平均が4.37%を記録し、2003年以降の日テレドラマ史上最低を更新。配信でもまったくふるわず、“朝ドラ俳優”の永瀬の民放ゴールデン・プライム帯初主演作が黒歴史になったことに、当然ながらジャニーズサイドから『どうしてくれるんだ』とのクレームが局に入ったようです。とはいえ、日テレサイドはドラマに当たり外れが出てしまうのは仕方のないことという立場で、ジャニーズ側の“要望”に辟易した結果、火曜の新番組からジャニーズを外すことにしたと言われています」

 もっとも、これは日本テレビ側の判断ではなく、ジャニーズ側が“手を引いた”形ではないかとの指摘もある。

「ドラマ班とバラエティ班はそもそも別ですし、日テレにはキンプリの冠バラエティもあり、加えて『24時間テレビ』のメインパーソナリティ仕事もありますからね。ドラマも、日テレはジェイ・ストームと共同製作している『シンドラ』という深夜ドラマ枠も2017年から続いてます。ただこのところ日テレのドラマはヒットが少なく、特に今期は視聴率でも配信でもまったくダメだった。日テレはバラエティは強いものの、ことジャニーズ絡みとなるとここ最近は今ひとつで、うまくいっているのは『ザ!鉄腕!DASH!!』『月曜から夜ふかし』などフォーマットが固まっている長寿番組ぐらいですから」(テレビ誌記者)

 さらに、このところの日本テレビの動きに不満を抱いているのではないかという。

「日テレはテレ朝と並んでジャニーズとの結びつきが強いとされていますが、実は数年前から“ジャニーズ依存”から脱却しようとする動きも見られます。特にNiziUやBE:FIRSTの成功が影響しており、Huluを起点とし、さまざまなオーディション番組に手を付けて“青田買い”に励んだり、非ジャニーズグループに冠番組を持たせたりしている。

 中でも象徴的だったのが、先日公開された映画『HiGH&LOW THE WORST X』。もともと『HiGH&LOW』シリーズは日テレとLDHの共同製作で、LDHの所属タレントが多く出演していますが、『THE WORST X』にはBE:FIRSTのRYOKI(三山凌輝)とNCT UのYUTA(中本悠太)をキャスティングし、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーとのコラボ曲まで発表、それを日テレの音楽番組『MUSIC BLOOD』のみでテレビ披露させています。ジャニーズとしては、こうした“非ジャニーズ”の連帯は当然おもしろくない。それでここにきて日テレと距離を置き始めているのでは。

 キンプリはこの10月期に平野紫耀が『クロサギ』に主演するほか、永瀬も来年1月期に広瀬すず主演の火曜ドラマに出演が決まっており、ドラマが好調なTBSへのシフトもちらついています。実際、日テレでも来年4月期に平野主演ドラマの話があったようですが、最近になって白紙になったという話も聞きます」(芸能事務所関係者)

 『一撃解明』の終了は、ジャニーズと民放各局の関係性が様変わりしつつあることの象徴だったのかもしれない。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/10/05 08:00
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