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本田翼、川口春奈に“差”つけられ…CM女王の座も奪われる? 秋ドラマ&ビールCM“ライバル”対決

本田翼、川口春奈に“差”つけられ…CM女王の座も奪われる? 秋ドラマ&ビールCM“ライバル”対決の画像
川口春奈(写真/Getty Imagesより)

 多くの秋ドラマが中盤に入り、明暗がくっきり分かれつつある中、業界関係者が注目しているのが、『silent』(フジテレビ系)『君の花になる』(TBS系)『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)に出演している川口春奈、本田翼、門脇麦の同世代女優対決だという。

「本田は川口より3歳年上ですが、ともにファッション誌のモデルで女性人気も高く、また芸能人YouTuberとしてもトップクラスのチャンネル登録者数を誇るなど共通点も多い。門脇は本田と同学年で、川口とは2020年度のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で共演。川口は、明智光秀の幼なじみで織田信長の妻となった帰蝶を演じたが、逮捕された沢口エリカの代役で急きょピンチヒッターを務めたという経緯もあって大きく株を上げ、一方で門脇演じるヒロイン・駒が霞む結果に。一部で門脇と川口の不仲説も報じられてしまった」(芸能記者)

 秋ドラマの視聴率をみれば、今期の話題をさらっている川口春奈主演の『silent』は右肩上がりとなっており、第5話と第6話の世帯平均視聴率は同作最高の7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)にまで上昇。コア視聴率(13歳~49歳の個人視聴率)は4%以上で推移し、今期トップを記録している。TVerの見逃し配信では同サービスにおける歴代最高記録を更新し続け、第4話では配信1週間で582万再生を突破。この週は「4話エピソード0」も配信されたこともあり、『silent』は1週間で1000万回以上再生されたなど、大いに盛り上がっている。

 一方で、本田翼主演の『君の花になる』と、門脇麦がヒロイン役で出演している『親愛なる僕へ殺意をこめて』は大苦戦中。『君の花になる』の世帯視聴率は下降の一途で、初回の6.5%から11月8日放送の第4話では5.1%にまで下がった。『親愛なる僕へ殺意をこめて』にいたっては、初回で4.5%を出した後は3%台が続き、11月9日放送の第6話までで平均3.7%と、今世紀の民放連続ドラマにおけるワースト視聴率となりそうなほどの大低迷状態だ。どちらもコア視聴率は2%以下で、TVerでも伸び悩んでおり、特に『君の花になる』は「明らかにTVer総合ランキングでの順位が下降してきている」(テレビ誌記者)という。

 同世代対決では『silent』の川口のひとり勝ち状態と言えるようだ。

「川口と本田はこれまで、CM女王の座を争うなど広告業界などからの人気は高いものの、女優としての評価に疑問符が付くところがあったが、川口は『麒麟がくる』で株を上げ、ヒロイン役だった『極主夫道』(日本テレビ系)でも好演。そして今回、満を持して主演ドラマで結果を出した形となった。一方で本田は『君の花になる』の初回放送時、ひとりだけ演技が浮いているとしてTwitterで不名誉なトレンド入りを果たしてしまう始末で、完全に川口に差を付けられてしまった。

 さらに川口は『麒麟がくる』以降CM出演本数も増加中で、ニホンモニターによる『タレントCM起用社数ランキング』では、2021年は本田が16社で1位、川口が11社で4位という結果だったが、2022年上半期は本田が13社で3位、川口が14社で2位と逆転。『silent』効果で来年以降、川口がCM女王の座に付くのも時間の問題では」(前出・芸能記者)

 門脇もここから“追い上げ”が期待されるという。

「演技力では、門脇は数々の受賞歴を誇るなど以前から評価が高く、今回の『しんぼく』は主演ではないものの、主人公の恋人ポジションかと思いきや、裏の顔を持った“悪役”という難しい役どころを見事に演じきって存在感を見せつけた。『麒麟がくる』で演じた駒はドラマオリジナルキャラクターで、ただの町娘に過ぎないのに中盤から妙に出番が増えたため、『駒いらない』『駒が邪魔』と批判されるようになり、門脇は損な役回りとなってしまったが、今年1月期の菅田将暉主演の月9『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)でも重要なキャラクターを演じるなど、最近は所属事務所のプッシュもあって民放連ドラでの活躍が目立ち始めている。来年1月期には『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)で民放ゴールデン・プライム帯初主演。ここから女優として新たな挑戦のステージとなりそう」(前出・テレビ誌記者)

 この3人の対決はテレビ局だけでなく、広告代理店関係者も気になるところだったとか。

「川口はサントリービール(ザ・プレミアム・モルツ)のCMに出演中で、本田はアサヒビール(アサヒ ビアリー)、門脇はキリンビール(キリン のどごし〈生〉)のCMへの出演経験があります。2021年12月期の大手4社の決算を見ると、売上高が最も大きいのはサントリーホールディングス(HD)で、2兆5592億円。2位がアサヒグループHDで2兆2360億円、3位がキリンHDで1兆8215億円となっており、奇しくも現在出演中のドラマの視聴率と同じ並びになっています。とりわけサントリーは、川口の“ひとり勝ち状態”にホクホク顔ではないでしょうか」

 来年はさらなる躍進が期待される川口と門脇。本田はここから挽回できるか。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/11/15 13:00
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