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『徹子の部屋』片岡鶴太郎「いけ好かない」から「真剣だけどおもしろい」な笑わせ方へ

イケオジから“鶴ちゃん”の顔へ引き戻そうとする徹子

「俳優の顔になった」と鶴太郎を褒め、芸術家・鶴太郎の顔も引き出した徹子。そんな彼女が最後に発したのは、「なにかものまねやっていただける?」というリクエストだった。イケオジから、強引に“鶴ちゃん”の顔へ引き戻そうとしたのだ。

鶴太郎 「なんのものまねが(笑)?」

徹子 「近藤正臣さん」

鶴太郎 「こんどぉーですっ! 懐かしいですねぇ」

徹子 「具志堅さん」

鶴太郎 「ちょっちゅ、具志堅でっちゅ! 徹子さん、ありがとうございまぁす! ちょ……っちゅで!」

 なんて、番組の終わらせ方なのだろう? さすがに昔ほど誇張はせず、遠慮も見える現在の鶴太郎のものまね。今や、近藤正臣や具志堅より体型が細くなってしまった彼。でも、90年代に悲観していたいけ好かない姿には、なりそうでなっていない。

 立川談志は「落語とは人間の業の肯定」と定義したが、鶴太郎は人生そのもので人間の業を肯定している気がする。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2022/12/28 13:00
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