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眞栄田郷敦、高橋文哉ら…2023年のさらなる飛躍に期待のブレイク俳優5選

文=佐藤勇馬

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眞栄田郷敦(写真/Getty Imagesより)

 2022年も多くのドラマや映画が生まれ、そこから新たなスターたちが誕生した。今回は大ブレイクを果たした俳優にスポットを当て、2023年にさらなる飛躍が期待できそうな5人の注目株を紹介したい。

「2022年のNo.1ブレイク俳優」目黒蓮

 2022年のドラマ界で最大級のヒット作といえば、川口春奈が主演したフジテレビ系ドラマ『silent』だろう。同作で俳優として大ブレイクしたのが、Snow Manの目黒蓮だ。これまでも木村拓哉が主演したスペシャルドラマ『教場II』(同)や、なにわ男子・道枝駿佑とダブル主演したドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)などの話題作に出演してきたが、『silent』の反響は別格だった。

 目黒は同作で高校卒業後に聴力をほとんど失ってしまった青年・佐倉想を演じ、第1話での元恋人・青羽紬(川口)との再会シーンで手話と表情だけで張り裂けそうな胸の内を表現した圧巻の演技は、ジャニーズファン以外の視聴者からも絶賛された。放送中のNHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』にも掛け持ち出演したことで知名度や話題性が上がり、2023年3月には初の単独主演映画『わたしの幸せな結婚』が控えるなど、勢いが衰える気配がない状況だ。

「人気の上昇率は目黒蓮をしのぐ」鈴鹿央士

 目黒は誰が見ても文句なしの「2022年のNo.1ブレイク俳優」といえるだろう。だが人気の「上昇率」でいえば、同じ『silent』でブレイクした鈴鹿央士は目黒をしのぐかもしれない。

 広瀬すずが発掘した鈴鹿は、映画初出演作『蜜蜂と遠雷』(2019年公開)で新人賞を総なめにするなどデビュー当初よりその演技力が注目され、2021年の『ドラゴン桜』第2シリーズ(TBS系)でも存在感を発揮。2022年は『クロステイル~探偵教室~』(フジテレビ系)で連ドラ単独初主演を務めたほか、話題を呼んだ『六本木クラス』(テレビ朝日系)などにも出演し、アニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』では声優に挑戦した。ただ、それでも「注目の若手」程度の扱いで決して一般的な認知度は高くなかったが、『silent』で「主成分・優しさ」といわれるほど優しい戸川湊斗を演じたことで一躍ブレイク俳優に。

 オリコンの「2022年ブレイク俳優ランキング」で目黒が1位、鈴鹿が2位とワンツーフィニッシュを決め、ファッション誌「ViVi」(講談社)の名物アンケート企画「国宝級イケメンランキング」では目黒が本戦ともいえる「NOW部門」、鈴鹿が22歳以下を対象にした「NEXT部門」で共に初の首位を獲得しており、この2人のブレイク度は突出している。

 なお鈴鹿は2023年3月は、多部未華子&三浦春馬による実写版がヒットした『君に届け』のテレビ東京×Netflix版ドラマで南沙良とW主演も果たすほか、松山ケンイチ主演映画『ロストケア』では長澤まさみの部下役として三番手についている。

「劇中アイドルとしてさらなるブレイク」高橋文哉

 目黒と鈴鹿の大ブレイクは『silent』のヒットがあってこその部分があるが、ドラマが不発だったのに人気が増したという稀有なケースが高橋文哉だ。

 もともと2018年の恋愛リアリティ番組『太陽とオオカミくんには騙されない』(ABEMA)への出演、さらに翌年からの『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)主演などもあって注目の存在だったが、2021年は大ヒットした『最愛』(TBS系)で吉高由里子演じる主人公の弟役を好演し、「ViVi」(講談社)の「国宝級イケメンランキング」で2021年下半期NEXT部門(22歳以下)1位に選ばれるなど、一気に人気を押し上げた。

 2022年も、浜辺美波が主演した『ドクターホワイト』(フジテレビ系)に出演したほか、今田美桜が主演した『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)で主人公を慕うキュートでまっすぐな後輩を演じて女性視聴者のハートをつかんだが、さらに高橋の人気を拡大させたのが秋ドラマ『君の花になる』(TBS系)だ。主演の本田翼がアイドルの寮母になって彼らを応援するという内容で、高橋は劇中の7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」のセンター・佐神弾を演じた。

 ドラマは「ちむどんどん状態」と揶揄されるなど、トンデモな演出や脚本が酷評され、全話平均視聴率は5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、これまで『逃げるは恥だが役に立つ』『恋はつづくよどこまでも』などの数々のヒット作を生み出してきた火曜ドラマ枠のワースト記録となったが、現実でも期間限定で活動する8LOOMは大人気。「Melody」という楽曲はLINE MUSICの11月の月間ランキングで10位(10代トレンドランキングでは4位)と人気を博したほか、ライブツアーを開催するとあっという間に完売し、8LOOMの活動終了を惜しむ声が続出している。中でも高橋は、2年前に発売した1st写真集の重版が決定するなど、一層のブレイクを果たした。

 今年1月期の月9ドラマ『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書』(フジテレビ系)ではメインの生徒を演じる予定。「国宝級イケメンランキング」では、2022年は本戦・NOW部門に昇格し、上半期7位から下半期4位に順位を上げており、業界内で早くも「2023年の顔」と予想されている。

「豊富なキャリアが花開いた」松下洸平

 2021年、『最愛』で高橋以上に人気を拡大させたのは、現在35歳の松下洸平。2019年度後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で戸田恵梨香演じるヒロイン・喜美子の相手役を演じたことで脚光を浴び、豊富な舞台経験で培われた安定感のある演技で着実に評価を高めていったが、2021年の『最愛』での吉高由里子の相手役が大反響を呼んだのに続き、2022年は土屋太鳳が主演したドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)でヒロイン・佐都と結婚した由緒ある名家の次男・健太を演じ、本人のイメージともマッチするような優しく上品な演技が好評となった。

 山崎賢人が主演したTBS系日曜劇場『アトムの童』でも存在感を発揮していたが、急にブレイクしたというよりも今まで積み上げてきたものが開花したという印象で、世間から「2022年のブレイク俳優」と認識されるに至ったようだ。また、先述した『やんごとなき一族』の挿入歌であるwacciの「恋だろ」を、wacci本人と共にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露したことも反響を呼んだ。そうした活動や俳優業の好調ぶりによって歌手活動にも注目が集まり、バラエティにまで対応できる芸達者ぶりも相まって、認知度が急上昇したといえる。

「評価激変で注目の若手演技派に」眞栄田郷敦

 眞栄田郷敦は、2022年末に滑り込みでブレイク俳優の座を手にしたといえる。もともと端正なルックスと抜群のスタイルで人気があり、ファンや業界関係者からは演技力も高いといわれていたのだが、世間一般的には「千葉真一の息子」「新田真剣佑の弟」というイメージが強かった。

 2022年はNHK夜ドラ『カナカナ』で地上波連ドラ初主演を果たしたり、橋本環奈が主演した映画『カラダ探し』に出演したりしたものの、それほど大きなインパクトはなかった。しかし、同年秋クールに放送されたドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』(フジテレビ系)への出演で世間からの評価が激変した。

 眞栄田が演じたのは、裕福な家庭で育った若手テレビディレクターの岸本。当初は強烈な目力を持ちながらも「空気の読めないトボけた青年」という印象だったが、連続殺人事件の真相追求に没頭してやさぐれた風貌になり、単なる外見の変化だけでなく目の光まで失っていった。ファミレスで雑炊をかっこんで目に光が戻る場面は大きな話題となり、このシーンで「郷敦の大ファンになった」という人も多い。視聴者からは「変化や成長をしっかり表現できる名演技者」「演技の振り幅がハンパじゃない」「こんなに演技が上手い人だったとは」といった称賛と驚きの声が続出し、今作で彼を見る世間の目は大きく変わったといえる。実際、彼を抜擢した大根仁監督も、2021年の『プロミス・シンデレラ』(TBS系)出演時はそこまで印象を残さなかったようだが、『A-Studio+』(同)での素の表情を見て惚れ込んで岸本役の候補として名前を挙げ、「撮ってて楽しかった」と眞栄田の演技を絶賛している(「Real Sound」インタビュー)。

 今回紹介したブレイク俳優5人は、2023年もドラマ・映画界に旋風を巻き起こしそうな逸材ばかり。彼らがどんな作品を世に送り出してくれるのか、今後の活躍に期待したい。

佐藤勇馬

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

最終更新:2023/01/01 21:00

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