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元櫻坂46・原田葵アナを早くも「アイドルアナ」売り…フジテレビの方針に賛否

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フジテレビ公式サイトより

 元櫻坂46で今春にフジテレビに入社したばかりの原田葵アナウンサーが、12日に同局の公式YouTubeチャンネルで公開された動画で「初お披露目」された。握手会の再現やダンス対決など「元アイドル」を全面に押し出した内容になっており、アナウンサーとしての“デビュー”前からこうした売り出し方をされている点で賛否が起きているようだ。

 動画では、原田アナが同期入社の東中健アナと共に「新人アナウンサーお披露目会見」に登場。永島優美アナや岸本理沙アナら先輩たちが取材記者に扮し、2人に質問をぶつけるという設定になっている。「フジテレビで『こんなアナウンサーにはなりたくない』という人は?」という質問で、東中アナが「うさん臭いアナウンサーは嫌かなと思います。山本賢太アナはちょっとうさん臭い。3年目なのにひた向きさを売りにしていて、僕は(山本アナみたいには)なりたくない」と“先輩イジり”するなど、よくも悪くもフジテレビらしいノリで進行した。

 そんな中、永島アナが「アイドル時代の握手会の対応を再現してほしい」と原田アナにリクエスト。原田アナはそれに応じ、飼い犬に「あしゅ(※齋藤飛鳥の愛称)」と名付けるほどの乃木坂46ファンだという黒瀬翔生アナを相手に、 しっかり両手で握手しながらアイドルスマイル全開で「ありがとうございます」「ワンちゃんのお名前なんていうんですか?」などと語りかけた。

 続いて、黒瀬アナが「ダンスが得意な永島アナとダンスバトルしてほしい」と原田アナに提案。当初、原田アナは戸惑った様子を見せたが、永島アナがキレッキレのダンスを披露すると、櫻坂46時代を彷彿とさせる踊りで対抗した。

 さらに、原田アナについては「意外と毒舌で、同期の前だと人の話を興味なさそうに聞いている」「東中アナが話している時に『ふんっ』と鼻であしらう癖があり、研修中に伊藤利尋アナから『鼻であしらうの、やめたほうがいいよ』と言われていた」といった暴露も飛び出し、初お披露目の場でイジられまくることに。

 原田アナは、フジテレビアナウンサー公式Instagramで「学業とアイドル活動という、二足の草鞋を履くなかで、底なしの体力とド根性が身につきました」と自己紹介していたり、フジテレビ公式サイトのプロフィールでは特技欄に「早着替え(LIVEで鍛えられました)」という記述があったりと、元アイドルの経歴を全面に押し出していく方針のようだ。

 これに対して、ネット上では「またテレビで葵ちゃんを見られるの楽しみすぎる」「アナウンサーになった葵ちゃんもずっと応援します!櫻坂はもちろん、乃木坂や日向坂との共演も見てみたい」「ゴボウちゃん(※アイドル時代にメンバーからつけられたあだ名)がすっかりキレイになって、アナウンサーになるって感慨深い」などと、アイドルファンを中心に好意的な声があがった。

 その一方、今回のお披露目動画について「フジテレビアナの大学サークルノリがきつい」「なんか……アナウンサーって何だろうね」「フジの時代錯誤の悪ノリに付き合わされてる葵ちゃんが可哀想」といった苦言も散見される。アナウンサーたちの“寸劇”感のあるやり取りや身内ノリに違和感を覚える人も少なくないようで、原田アナを最初から「元アイドル」として売り出そうしている局の方針を疑問視する意見もあるようだ。

 同じ坂道グループでは、乃木坂46から市來玲奈アナが2018年に日本テレビに入社、斎藤ちはるアナが2019年にテレビ朝日に入っている。市來アナが2019年の音楽特番で乃木坂46の現役メンバーたちとステージ共演したり、斎藤アナがSNSで齋藤飛鳥や生田絵梨花、高山一実らグループ時代の仲間との写真をアップしたりと、両者とも「元アイドル」の経歴を隠すことはない。しかし、原田アナの場合はアナウンサーとして本格デビューを切る前から露骨に「元アイドル」を強調していることで、批判の声も生まれているのかもしれない。

 フジテレビの港浩一社長が4月の定例会見で、「アイドルとして活躍した一方、勉学にも大変熱心だったと聞いている。情報番組や音楽番組に興味があるようだが、招待される側から紹介する側に変わる。楽しみです。すごく声が通って、研修のコーチの先生からも、とても優秀だと聞いている」と言及するなど、原田アナは期待の星となっている。だが、最初からタレント的な扱いになるとせっかくの逸材がアナウンサーとしてうまく育たず、宝の持ち腐れになってしまうおそれもありそうだ。

 有力アナの相次ぐ退社で人材不足が指摘されているフジテレビで、即戦力として期待されている原田アナはどんなアナウンサーに成長していくのか。例年どおりなら夏ごろから本格デビューになるとみられるが、フジの売り出し方針や担当番組などによって彼女の今後は大きく変わっていきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/05/15 21:00
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