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『ペントレ』山田裕貴“直哉”がついに紗枝への想いを自覚? 三角関係が本格化か

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ドラマ公式サイトより

 電車の一部車両が車両ごと荒廃した世界にワープし、乗客たちが極限下を懸命に生きる姿を描くヒューマンエンターテインメントドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)。5月19日に放送された第5話は、この見知らぬ世界に他の人間もいるということがわかり、新たな衝突が生まれた一方、恋の三角関係が生まれそうな展開も仄めかされた。

 2023年の春、8時23分発の秋葉原行きのつくばエクスプレスに乗り込んだ萱島直哉(山田裕貴)らが見覚えのない荒廃した世界へと飛ばされたところから始まったこのドラマ。これまで直哉ら5号車の面々しか登場してこなかったが、同じようにワープした6号車の乗客がついに、直哉、白浜優斗(赤楚衛二)、畑野紗枝(上白石萌歌)の3人の前に姿を現した。

 6号車の乗客たちは、IT企業社長・山本俊介(萩原聖人)をリーダーに、集落のようなものを築き、5号車よりも文明的な生活を送っていた。山本は3人を6号車の車両に案内し、植村憲正(ウエンツ瑛士)と加古川辰巳(西垣匠)を紹介する。山本は友好的な姿勢を見せるが、直哉は「あんたらなんて全然信用できない」とはねつける。加藤祥大(井之脇海)が何者かに襲われ刺された際、逃げ出した男が加古川によく似ていたのだ。山本たちは非を認め、加古川は土下座して謝罪。敵か味方かわからなかったためだと釈明し、山本は改めて詫びたうえで、今後は一緒に協力していきたいと伝える。

 山本たちは今いる世界が未来だとの確証があり、2023年に帰る方法もあるはずだと主張。山本によれば、発見した船の無線が奇跡的に通じたことがあり、今いるのは2060年で、2026年に隕石が落下したことで今の荒廃した世界になってしまったのだという。山本は隕石が落下した原因は当時の宇宙開発にあるとし、隕石落下を起こした「人災」を2023年に伝えるために「一緒に帰りましょう!」と5号車の乗客たちに熱弁をふるう。多くの乗客は、戻れる方法があるかもしれないと希望を持ちはじめるが、直哉と渡部玲奈(古川琴音)は、それを冷めた目で見ていた。理不尽な人生を送ってきた直哉と玲奈。直哉は希望を、玲奈は仲間を持たないことで、自分をどうにか保って生きてきたのだ。

 6号車の協力を得て、5号車の乗客らは自分たちも風呂を作る。生きる希望を一時はなくしていた会社経営者の寺崎佳代子(松雪泰子)も、5号車の環境整備、6号車との協力体制などやるべきことが見つかったとして張り切り始めた。

 こうした中、植村と加古川が5号車付近に姿を現し、気づいた玲奈は問い詰める。彼らは山本の命を受け、2023年に帰るカギとなりそうな「石」を探しに来ていた。元の世界に戻りたくない玲奈は苛立ち、山本と話がしたいと6号車へと向かう。単独行動は危険だと紗枝も同行するが、2人は森の中で地面に死体が埋められているのを発見する。思わず腰を抜かす2人。そこに6号車の不良3人組が襲いかかる。玲奈はかろうじて逃げ出し、5号車に事態を報告。ひとりで逃げ続けていた紗枝は崖に追い込まれ、意を決して飛び降りるのだった――。

怪しい動きを見せる山本と直哉の恋の自覚、2つの新展開

 一気にストーリーが動き始めた印象のある第5話。6号車のリーダー・山本は一筋縄ではいかない裏の顔がありそうだ。5号車から離れた田中弥一(杉本哲太)がスパイのように5号車の情報提供をする際の話を聞く姿からは、“黒幕”の威厳すら感じた。直哉たちが光る石を発見し、2023年に帰る手掛かりになるかもしれないと話していたという情報を聞き、直哉たちに気づかれないよう植村たちに石を探させていたことから考えても、本当に5号車と協力体制を築くつもりはなさそうだ。

 そもそも、山本の話もどこか怪しい。山本は無線を動かしてみたら「一時的に」カナダの山中につながったという。以前、夜空にオーロラが浮かんでいたことを考えれば、地形が大きく変動し、日本とカナダの距離が接近した可能性はありそうだ。だが、「途切れ途切れ」の通信だったという割には、ずいぶん事細かく“2060年の事情”を聞いている。当時民間によって競うように宇宙開発が行われた結果、ある大型の小惑星探査機がスペースデブリとぶつかって小惑星と衝突、直径およそ500mの隕石となって太平洋に落下。沿岸都市に大洪水を起こし、各地で群発地震を起こし、さらに隕石衝突によって舞いあがった粉塵が成層圏にまで達して空を覆い、作物が取れなくなった……という。山本は、自分たちが未来に来たのは運命だとし、「人災」によって起こったこの未来を2023年に知らしめるために帰らなくてはならないと熱弁していたが、はたしてそもそも山本が話したことは事実なのだろうか。

 山本ら6号車への疑念が膨らむ一方、第5話は恋愛要素も一気に花開き始めた。紗枝が優斗に想いを寄せていた描写はこれまでもあったが、優斗の想い人は、いきつけだったお好み焼き屋の店員・樋口真緒(志田彩良)であることを知ると落ち込む紗枝。しかし直哉は「その相手、過去の人なんだろ? 正真正銘、過去なんだよ。今そばにいるのはあなたなんだから、時空超えて落ち込むんじゃないよ」と励ます。そんな様子を見た佳代子は、直哉は恋をしていると指摘。「こんな状況で? ただただ生きてるだけで必死なのに」と笑い飛ばす直哉だが、佳代子は「ただただ生きてる中に、そういう感情って含まれるんじゃないの? むしろそれが、生きてるってことなんじゃない?」と語り掛ける。その言葉は、きっと直哉に届いたに違いない。裏切られることが怖くてこれまで人に期待できなかった直哉は、紗枝への気持ちに対してもブレーキをかけていたのだろう。ラストシーンで玲奈から話を聞いた直哉は、紗枝の身の危険を案じて真っ先に車両を飛び出した姿には、迷いは感じられなかった。

 直哉→紗枝→優斗の三角関係が明確化した裏では、玲奈にもときめきの瞬間があったようだ。風呂上がりのすっぴんをサラリーマンの明石周吾(宮崎秋人)に見られ、「メイクしないほうがかわいいなって」と言われると、「ねえ、名前何だっけ」と尋ねていた。「家族も仲間も元彼も、みんな自分から切った」「一人って最強だから」という玲奈の心を動かすのは明石になるのだろうか。

 次回予告では田中が「潰しあえ、戦争だー!!」と雄たけびを上げるなか、5号車と6号車の乗客が争うシーンが流れ、不穏な展開が予想される。「本当の黒幕は誰なのか?」という気になるテロップも躍るが、加藤を刺したのに続いて紗枝にまで危害が及んだ今、6号車の乗客への疑念を払拭することは難しいだろう。ふたたび疑心暗鬼に陥る展開となってしまうのか。今夜22時放送の第6話に注目だ。

■番組情報
金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と
TBS系毎週金曜22時~
出演:山田裕貴、赤楚衛二、上白石萌歌、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、池田優斗、宮崎秋人、大西礼芳、村田秀亮(とろサーモン)、金澤美穂、志田彩良、白石隼也、濱津隆之、坪倉由幸(我が家)、山口紗弥加、前田公輝、杉本哲太、松雪泰子 ほか
脚本:金子ありさ
音楽:大間々昂
主題歌:Official髭男dism「TATTOO」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
プロデューサー:宮﨑真佐子、丸山いづみ
演出:田中健太、岡本伸吾、加藤尚樹、井村太一、濱野大輝
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/p_train823_tbs

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2023/05/26 12:00
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