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侍ジャパン次期監督「工藤に一本化」報道にNPB激怒、東スポは“一時出禁”状態に

侍ジャパン次期監督「工藤に一本化」報道にNPB激怒、東スポは“一時出禁”状態にの画像
写真/Getty Imagesより

 野球日本代表「侍ジャパン」の次期監督報道をめぐり、東スポ(東京スポーツ新聞)が日本野球機構(NPB)から一時的に“出禁状態”になっていたことが分かった。

 6月30日午前1時台に「東スポWEB」で配信した記事によると、栗山英樹前監督の後任として前ソフトバンクホークス監督の工藤公康氏に候補者が一本化されたという内容だった。

「工藤氏はソフトバンク監督在任7年間で、5度も日本一になった名将。侍ジャパンを仕切るNPBの関連会社に読売新聞は深く関わっているが、工藤氏はその読売傘下の読売巨人軍でもFA移籍してプレーし活躍するなど、読売の覚えもめでたいことから最有力候補として見られていました。ところがNPB側は『事実無根』と大激怒。井原事務局長も『一本化した事実はない』と否定する騒ぎになり、すぐさま東スポ側に抗議文を送付、7月19日・20日にNPB主催で開催される『マイナビオールスターゲーム2023』の取材証を発行しない事態になりました」(侍関係者)

 だが東スポサイドはその後交渉し、「枚数を大幅に減らしながらも“出禁”は何とか解除まで持ち込んだというが、今後、侍ジャパン関連の取材は相当やりづらくなるのは間違いない」(同)とみている。

 次の侍ジャパンの試合は11月に予定されており、遅くとも8月中には次期監督を決定しなければいけない。

「候補者は10人以上いると言われています。現時点でも交渉を進めている状況ですが、工藤氏で一本化との報道が出たのは、本人の意欲をそのまま鵜呑みにして断定的に報じてしまったからではないか。次の監督は2026年開催予定のワールド・ベースボール・クラシックまで指揮する予定で、世界一を奪還したのですから、世間の注目度も以前とは比べ物にならないくらい高くなっている。それを正式発表前に“決定事項”として報じられたら、選考する側は混乱や支障をきたすのは間違いない」

 ただ球界内では「結局のところ読売が首を縦に振らないと決まらないわけでしょ」とシラケムードが漂っているのも事実。

「栗山英樹前監督も巨人・原辰徳監督と非常に近しい関係にあり、事あるごとに連絡を取り合う仲だった。選手選考やチーム状態の情報もすべて読売傘下の巨人に流れていると言っても過言ではないレベル。世間やマスコミの過熱とは対照的に、球界内では『また始まった』と冷ややかに見ている関係者も結構います」(球界OB)

 タイムリミットが近づく中でどんな決着を迎えるのだろうか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/07/14 09:00
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