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阪神・岡田監督、“取材拒否”の翌日はなじみの記者に“逆ギレ”の大惨事

阪神・岡田監督、“取材拒否”の翌日はなじみの記者に“逆ギレ”の大惨事の画像
写真/Getty Imagesより

 前半戦単独首位ターンとなったプロ野球・阪神タイガースの岡田彰布監督がご機嫌ななめだ。15日の中日戦後に“取材拒否”したかと思えば、翌16日の中日戦にも敗れて3連敗となり、今度はなじみのベテラン記者に“逆ギレ”したのだ。

 2点リードを守りきれずに延長戦の末、敗北を喫した15日の試合後。待ち構える番記者を見ると岡田監督は「(会見は)なしやゆうとるねん!」と怒鳴ってクラブハウスへと引き上げた。

 悪いことは続くというもので、16日の試合も、初対戦した中日の助っ人・メヒアを攻略できずに今シーズン11度目の零封負け。試合後は会見場にこそ顔を見せたが、ある質問をきっかけに語気を荒げて突っかかってきたのだった。

「不振で6月25日に登録抹消後、近本を死球で欠いて7月5日に緊急再昇格した佐藤輝明のことです。復調するかなと見守っていたのですが、なんと復帰9試合で31打数3安打、打率は9分6厘と絶望的な数字になったのです。そこで『打率1割を切ったのですが……』と水を向けられた岡田監督は、『そんな数字は見てないわ。そんな基準あんの』と返答。『振れてないと思うが?』と続けると、今度は『それどうすんの、振れてないの。それ、どうすんの(笑)……なあ。佐藤どうすんの』と“逆ギレ”してしまった。取材現場は凍り付いたといいます」(在京テレビ局スポーツディレクター)

 なおもマスコミが「必要な戦力だと思うが……」と追いすがると、今度は岡田監督が「いや、なんとかて。どうすんの、お前そんなん。そういう質問はどう答えたらええの。ええ!?」とさらに怒り心頭。スタメン落ちを提案した途端に、今度は「それは俺が決めることやんか。そんなんお前、外すとか使うとか新聞社に言うことやないやろ。なんでよそれ。そういう質問するからおかしいことなるんやろ」とまくし立てたという。

 球団OBは「また、都合が悪くなったら周りに八つ当たりする岡田監督の悪い癖が顔をのぞかせていますね」と薄ら笑いを浮かべる。

「質問したメディアはもうすぐ還暦を迎えるベテラン記者ですよ。前回の岡田政権時代を知っていて貴重な存在ではあるのですが、いかんせん周りの空気をあまり読めないのが玉にキズ。岡田監督も『おい〇ヤ樽!』と容姿をイジるなど、コミュニケーションはまだ取れているほうですが、勝負弱い一面もある。今回は質問が完全に裏目に出ていますね」

 旧知の仲でさえ遠ざけるほどイライラを募らせている岡田監督。オールスターゲームを挟んで22日からは後半戦が始まるが、このままではまたチーム内が「おかしなこと」に包まれてしまいかねない危険な空気が漂い始めている。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/07/17 09:00
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