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『水ダウン』ミスしたAD丸刈り企画に賛否両論「特殊メイク」ではダメだった?

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TBS『水曜日のダウンタウン』公式サイトより

 8月16日放送のTBS系『水曜日のダウンタウン』にて、「ロケ中ミスをしたスタッフが次々とボウズになって戻ってくるとんでもないパワハラ現場テンションの作り方難しい説」が検証され、賛否を巻き起こしている。

 屋外ロケ中にディレクターがミスをしたADにブチギレし、ペナルティーとしてその場で丸刈りにさせられたら、出演者はどう反応するのかを検証するドッキリ企画。実際にADたちが次々と自らバリカンを入れて丸刈りにし、ついには女性スタッフや上司であるはずのプロデューサーまでもが丸刈りにしていく。

 そんななか、ターゲットとなったバイきんぐ西村瑞樹、豆柴の大群モモチ・ンゲール、レオナエンパイア、やす子は、まさかの展開に困惑しながら、どうにかロケを進めていく……。

 丸刈りにするスタッフは「ボウズOKの若手芸人やエキストラ」が演じていると事前に説明されているが、ロケ現場で次々と丸刈りになっていく様子は、かなりシュールだ。ネット上では、

〈女の人含めてボウズになっちゃってるし、仕掛け人としてボウズになった人はホントに自由意志だったのかな、、、〉
〈なりたくてなったならいいが、全員そうか?「仕事ほしければボウズになれ」的な事を想像してしまう〉

 などと、芸人やエキストラが本当に自分の意志で丸刈りにされたのかを心配する声がある一方で、

〈最後に協力してくれた人の名前を出したり、「坊主か角刈りにしたい」という女性のインタビュー流したり、水ダウにしてはめちゃくちゃ配慮した放送だったと思う〉
〈水曜日のダウンタウンは法律とか暗黙のルールとかいう中でのギリギリの範囲内で、本当に攻めたことをしてくれるね〉

 など、水ダウなりの配慮と、攻めた姿勢を評価する声もあった。

 あくまでも“過剰なパラハラ現場を再現する”企画であり、丸刈りも合意の上であることは確かだ。しかし、そのうえでこの企画自体がパワハラの構図になっているとの指摘もある。

「無名の芸人やエキストラがどうしても丸刈りにしなければならない事情があり、そこに便乗する形ならまだしも、“水ダウに出られるなら丸刈りにしても良い”ということで出演していたのであれば、問題なしとはいい難いでしょう。強い立場の番組サイドが弱い立場の芸人やエキストラの足元を見て、丸刈りを強要していると言われても仕方がない」(メディア関係者)

 今回の検証企画では、ADが実際に丸刈りにすることで、異常な状況を作り出し、ターゲットのリアクションを引き出しており、“本当に丸刈りにする”ことが企画の肝。ある制作会社スタッフはこう話す。

「実際に丸刈りにしたほうが、衝撃的な映像が撮れるというのはその通り。でも、特殊メイクでまかなうこともできたと思います。予算をかけて精巧な特殊メイクを施せば、ターゲットはちゃんと騙せたし、面白い映像にもなったはず。しかし、今回の水ダウでは、ただただ若手芸人やエキストラに“丸刈りにする”という精神的コストを負わせた形になっている。

 立場が弱い人への負担が増えているというのは、それ自体がパワハラであり、それを避けるような努力があっても良かったと思いますよ」

 これまでも数々の物議を醸す検証企画を繰り出していた『水曜日のダウンタウン』。今回もまた賛否両論となっているが、その時点で“成功”だという意見もある。

「番組スタッフがこの企画について“炎上”を想像しなかったはずはない。つまり、批判的な声が出てくることも織り込み済みでGOサインが出ているわけで、賛否両論になったということは、“水ダウらしい企画”だったということ。制作サイドはほくそ笑んでいるでしょうね。

 ただ、今回は、ネットの意見を見ていると、“笑えなかった”という声が多いのが気になります。この企画がパワハラだったかどうかではなく、“ペナルティーとして丸刈りにする”という設定に嫌悪感を抱いている人も少なくない。そういう意味では、もうちょっと企画を練り込むべきだったのかもしれない」(構成作家)

 視聴者がより刺激的な映像を求めるのは仕方ないこと。しかし、制作の過程で誰かが搾取されることもあってはならない。今回の『水曜日のダウンタウン』の検証には、そういったメッセージも込められているはずだが、果たしてこのアウトプットは“正解”だったのだろうか。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2023/08/19 07:00
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