日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 川口春奈、「No.1国民的女優」?

川口春奈、綾瀬はるかの座を奪い「No.1国民的女優」として君臨へ“クリーンすぎない”イメージのメリット

川口春奈、綾瀬はるかの座を奪い「No.1国民的女優」として君臨へクリーンすぎないイメージのメリットの画像1
川口春奈(写真/Getty Imagesより)

 綾瀬はるかの主演映画『リボルバー・リリー』が、8月11日に公開された。公開初日からの3日間の興行収入は1億7994万円で、観客動員ラインキング(興行通信社調べ)では7位と、あまり芳しくないスタートとなった。

「本作は、行定勲監督が手掛ける本格スパイアクションもの。上映館数も多く、ヒットが期待されていたものの、公開前の宣伝活動もそこまで積極的だったとは言えず、残念な結果となってしまいました。国民的女優の座に君臨してきた綾瀬さんも、そろそろピークアウトしたのではないかとも囁かれています」(映画関係者)

 俳優としてのキャリアに陰りが見え始めていると指摘される綾瀬だが、“CM女王”としては変わらず人気だ。ビデオリサーチは8月8日、テレビCMのオンエア時間から算出した2023年上半期のCM出稿秒数ランキングを発表。綾瀬はるかはそのランキングで堂々の1位となった。

「出演作品がヒットするかどうかと、タレントの好感度は別。綾瀬さんの好感度の高さは異常ですから、CM女王としては今後も活躍し続けるでしょう」(広告関係者)

 そんな綾瀬を追随する新たなCM女王が、川口春奈だ。ビデオリサーチ調べの2023年上半期CM起用社数ランキングでは、19社で1位を獲得。前年上半期の15社から4社も増やしている。

 さらに川口は、出演するドラマも好評だ。昨年10月期にフジテレビ系放送された主演ドラマ『silent』は、全話の平均視聴率こそ7.6%とそこそこの数字だが、TVerで当時の見逃し配信再生数記録を更新したほか、2022年のドラマ関連の賞を総なめするなど、高く評価された。また、現在テレビ朝日系で放送中の『ハヤブサ消防団』も回を増すごとに話題となっており、TVerでの見逃し再生数も増加傾向にある。

「2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で沢尻エリカさんの代役を務めたあたりから、業界内での川口さんの評価が一気に上がりました。それをきっかけに、NHKから厚い信頼を受けるようになり、朝ドラや紅白の司会にも起用され、さらに知名度も増した。

そのうえ、民放のドラマも好評ということで、まさにいまもっとも上り調子であることは間違いない。ドラマ業界では完全に“川口春奈の天下”という状況です」(ドラマ関係者)

 もはや“国民的女優”となり、綾瀬の座を奪う勢いの川口。しかし、2人のキャラクターはまったく異っている。

「綾瀬さんはふわふわした雰囲気で、老若男女に愛される俳優。プライベートをほとんど明かさず、とにかく“クリーンなイメージ”が固まっています。しかし、川口さんはYouTubeチャンネルで“1人ラーメン”“ぼっち飯”などの動画を公開するなど、庶民的な一面も見せていて、かなり自由にやっている。ある意味、とても対象的な2人です」(同)

 確定的な熱愛情報があまり出ていない綾瀬に対し、川口は格闘家の矢地祐介と交際しており、その点も大きく異なる。

「川口さんは堂々とデートをしていますし、交際を隠している様子はない。あと、インスタグラムでは数百万円もする高級腕時計をしている姿をアップしていますし、特に“イメージ戦略”は気にしていないのでしょう。庶民的なものも好きだし、デートもするし、リッチなものもほしい……という感じで、とにかくのびのびと仕事もプライベートも満喫している。それが反感を買う可能性もありますが、そこに共感や憧れを抱く人も多い。“国民的女優はこうあるべきだ”という固定観念を打ち崩す俳優として支持されている側面もあります。

 また、本人も無理なく活動できているので、メンタルがやられる心配もないというのも大きい。クリーンなイメージに引っ張られすぎないので、俳優としての幅も広がりますし、現在のスタンスは大正解なんだと思います」(同)

 川口はTBS系バラエティー番組『モニタリング』にもレギュラー出演しており、俳優以外の仕事も少なくない。

「素の姿もどんどん出していくタイプなので、『モニタリング』はもちろん、ほかのバラエティー番組への出演へのハードルも低い。日本語版の吹き替えを担当したディズニー映画『マイ・エレメント』の宣伝でも多くの番組に出ていましたし、制作サイドとしても助かります。そういった点も、オファーが増えている大きな要因でしょう。このままの勢いであれば、近い将来大河の主演もあると思います」(同)

 とにかく非の打ち所がないほどに、絶好調の川口春奈。国民的女優として、愛され続けることとなりそうだ。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2023/08/24 08:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真