ノブコブ吉村「『ハァ～イ!!』はいま底値」バンダイの発表会で大暴れ  

　9月7 日、芸人コンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇とパンサーの尾形貴弘が、バンダイカード事業部が立ち上げた新ブランド「BANDAI CARD GAMES」の発表会に登場した。
 
 「ONE PIECE カードゲーム」をはじめとする、トレーディングカードゲーム（TCG）の世界に向けたブランドイメージの確立を掲げる今回の新ブランド。その門出を盛り上げるべく、2人は“世界展開”にちなんだトークなどを繰り広げた。
 

バンダイのトレカ事業が35周年　ゲスト２人の思い出は？

 　35周年を迎えるバンダイのTCGにおける新ブランド『BANDAI CARD GAMES』の立ち上げと併せて、2024年2月16 日に対戦型TCG『ドラゴンボールスーパーカードゲームフュージョンワールド』を発売することが発表された本発表会。 

　昨年３月にフジテレビを退社し、吉本興業とマネジメント契約を結ぶアナウンサー・久代萌美がMCを務めたトークセッションでは、吉村がTCGの思い出をトークした。
 
 「モロ世代ですよね。僕は43歳ですから。ちょうど子供のときに大ブームになりましたよ。それ用のファイルとかもあって、ものすごく集めていましたね」

　2017 年より日本を除く海外40 カ国以上で販売されている「DRAGON BALL SUPER CARD GAME」シリーズのルールを採⽤した新タイトルでは、全世界のユーザーと対戦を可能にしたデジタル版を世界同日リリース。
 
 「DRAGON BALL SUPER CARD GAME」はカード累計販売枚数8億枚を突破するなど、いまやTCGはさまざまな国・世代の人たちに楽しまれているとのことで、尾形のテンションも登場時からフルスロットルだ。

 「やっぱり「カードダス」やってましたよ！ え、そうですよね？ 駄菓子屋とかで……。あと交換とかあるじゃないですか。そこで他の小学校のやつらと交流できたりとかして。ねえ？ そうですよね？」と空回り気味に語ると、吉村から「会話にゆとりがないよ。どうしちゃったんだよ」とのツッコミが。
 
 「難しいのは尾形さんって（芸歴的には）後輩なんですけど年上だから。ちょっと世代のズレがあるんです」（吉村）と、言われてしまうシーンもあった。 

吉本のギャグ取引市場で「ハァ～イ！！」が暴落

 　そんな２人はフリップトークで、「お互いの相方がトレーディングカードに登場するとしたら、そのカードにどんな特性を持たせたいか？」というお題に挑戦した。
 
　その流れで吉村から「（尾形も）自分の特性を言ってみたら？ 番組で一緒になったとき特性ないから、MCとかみんな尾形の特性を掴めなくて困ってるよ？ 『尾形、特性ないよね』って言われるの、俺も悔しいのよ」と振られた尾形は、自身の特性を「元気！」と紹介。
 
　会場から拍手が起きると、「 “元気！”で拍手もらったらもう（芸人）終わりだよ？　90歳とかじゃないんだから」（吉村）といじられ、笑いを誘っていた。

　さらに吉村は「久代さんの特性はなんなの？」「やめて。アナウンサー特性いらないです」（久代）「でも吉本入ったら特性ないとね」（吉村）と、その矛先を変える。
 
　想定外の展開に「本当に最悪なんですけど（笑）」（久代）「いつまでも安全なポジションにいられると思うなよ。今まで局で守られてきたんだろうけど」（吉村）「（吉本の）先輩方が守ってくれるんじゃないんですか？」（久代）「守んないよ。吉本は“撃ち合い”です」（吉村）といった掛け合いも見せつつ、久代が提示したのが「破天荒」と書いたフリップ。
 
 「あら！ 漢字が違いますね。草冠がないですね。でも確かに俺は破天荒なイメージあんだよ。この子、局員時代からけっこうヤバいんだよ。芸人で全然笑わないし」（吉村）と感想を述べていた。

　続いて、ゲストの２人は世界展開を新ブランドにちなみ、“世界に通用する一発ギャグ”を披露することになり、尾形は「おい、世界の皆さん！こっからはバンダイの番だい！バンダーイ！バンダーイ！」と絶叫。

　一方、吉村は「私、ギャグないんですけど、とある事情で格安のギャグが吉本で流通しているんで、最近買い取ったものを織り交ぜたギャグを……」と前置きし、「これからの時代はバンダイの時代だい！  ハァ～イ!!  チャーンス！」と、新旧の不倫スキャンダル芸人の持ちギャグをパクった。

　曰く、「『ハァ～イ！！』は安いんですよね、いま」（尾形）「格安で流通しています。『ハァ～イ！！』はもう底値と言われているんで。ほんと紙切れみたいな値段で買えます」（吉村）とのことだった。

「キャバクラの話はやめてください」

　イベント後の代表実問で披露した“世界に通用するギャグ”の出来栄えについて聞かれ、「僕は自信ありますよ！ 別に何を言われたっていいっすもん。世界に向けてやっているから。日本でやってないの。僕は世界に向けて発信したつもりです」と胸を張る尾形。
 
　吉村に「確かにフィリピンではすごかったですよ。一緒に正月フィリピンに行ったんですよ。マニラのキャバクラでウケていましたね。あんなにウケてる尾形は初めて見ました」と明かされ、昨今デリケートな話題に尾形は「キャバクラの話はやめてください。ダメダメ」とストップをかける場面もあった。

　プライベートでも仲良しという芸人の２人。吉本に所属して1年半が経つ久代とはほぼ交流がないそうで、吉村からは「吉本芸人だと誰と仲良いんですか？」との質問も。久代は「え、誰とも……。なんか近寄っていいのかなって。軍団に入るのがひとつの目標で、ずっと軍団に入りたいと言っているんですけど」という。
 
　これを受けて２人は「尾形軍団、ありますよ」（尾形）、「（尾形軍団は）“最弱”と言われているんだよね。吉村軍団もありますよ。軍団というか“吉村スラム”とも言われてい

伊藤綾（ライター）

1988年生まれ道東出身。いろんな識者にお話うかがったり、イベントお邪魔したりするのが好き。サイゾーやSPA！、マイナビニュース、キャリコネニュース等で執筆中。友人や知らない人と毎月1日に映画を観る会（@tsuitachiii）を開催

記事一覧

いとうあや