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1月スタート冬ドラマ、「コケそう」と業界内でささやかれる4作品!

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3時のヒロイン・福田麻貴

 2024年1月期の連続ドラマがいよいよスタート。すでに注目度の高い作品がある一方で、放送前から業界内で「コケそう」とささやかれている作品もチラホラ……。そこで、特に先行きが心配されている4作品を紹介したい。

目次

・3時のヒロイン・福田麻貴主演『婚活1000本ノック』
・二階堂ふみ主演『Eye Love you』
・永野芽郁主演『君が心をくれたから』
・福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』

3時のヒロイン・福田麻貴主演『婚活1000本ノック』(1月17日スタート、フジテレビ系水曜午後10時~)

 まずは、17日よりスタートする3時のヒロイン・福田麻貴主演『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)。同作で福田は、33歳独身のヒロイン・南綾子を演じる。

 福田はこれまで『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)や『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)にゲスト出演しており、コント経験も豊富であることから、演技の経験がないわけではないのだが……。

「芸人がドラマに出演すること自体は珍しくないものの、今回はGP帯の主演とあって、『思い切りすぎ』だと疑問の声があるようです。加えて、放送枠の『フジ水10枠』は、前クールの向井理主演『パリピ孔明』が全話平均視聴率4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大爆死したばかり。福田にとって、プレッシャーの大きい仕事になりそうです」(芸能記者)

二階堂ふみ主演『Eye Love you』(1月23日スタート、TBS系火曜午後10時~)

 二階堂ふみ主演の『Eye Love you』は、民放GP帯連続ドラマ史上で初めて、ヒロインの相手役に韓国人俳優を迎えた作品だとか。

 目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ主人公(二階堂)と、年下韓国人留学生(チェ・ジョンヒョプ)のファンタジックな恋模様をオリジナル脚本で描く。

「二階堂の相手役のチェ・ジョンヒョプは韓国では俳優として人気が高いものの、日本のドラマは初出演。コアな韓国ドラマファンにしか知られていない中、メインキャストとしてどこまで注目を集められるのか……という懸念があります。また、このところ視聴者はドラマの設定や展開について見る目が厳しくなっており、何らかのツッコミ要素が出てくるであろうファンタジーラブストーリーで成功するのは至難の業でしょう」(同)

永野芽郁主演『君が心をくれたから』(1月8日スタート、フジテレビ系月曜午後9時~)

 フジテレビ系「月9」枠では、永野芽郁主演の『君が心をくれたから』がスタート。長崎を舞台に、主人公(永野)が、愛する男性(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリーだという。

「『月9』は23年7月期の『真夏のシンデレラ』の視聴率が全話平均5.7%で、同枠の歴代ワーストを更新。さらに、10月期の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』も全話平均5.3%と散々な結果になってしまいました」(同)

 ただ、同ドラマの主題歌はシンガーソングライター・宇多田ヒカルが手がけており、宇多田が「月9」の主題歌を担当するのは『HERO』以来23年ぶり。主題歌のタイトルや音源を初回放送内で初解禁すると告知されており、開始早々盛り上がりそうだが……。

「初回こそ宇多田の主題歌解禁で、ある程度の視聴率は狙えそうですが、そもそも現実離れしたファンタジーは視聴率が取りにくいとも言われてるんです。最近では、高畑充希と田中圭がダブル主演を務めた『unknown』(テレビ朝日系、昨年4月期)が、“主人公が吸血鬼”という突飛な設定が賛否を呼び、全話平均6.2%といまいちヒットしませんでした」(同)

福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』(1月21日スタート、テレビ朝日系日曜午後10時~)

 福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』は、東京のアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも、出会い、触れ合い、愛し合おうとする作品。

 脚本は遊川和彦氏が手掛け、メインキャストとして岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希が出演する。

「昨年4月に新設されたテレ朝の夜10時枠は、毎回大物脚本家が手掛けていますが、視聴率が取れず“死に枠”化。前クールの『たとえあなたを忘れても』も全話平均3.1%で、21世紀の民放キー局(テレビ東京を除く)のプライム帯ドラマのワースト記録を更新してしましました。『アイのない恋人たち』がこれを下回らないとも言い切れません」(同)

 とはいえ、放送が始まれば思わぬ評判を呼ぶこともあるだろう。1月クールも、多くのヒット作が誕生することを期待したい。

田口るい(ライター)

音楽誌の編集部勤務を経て、フリーランスとしてエンタメ系やカルチャー系の記事を執筆。

たぐちるい

最終更新:2024/01/02 15:00
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