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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

二宮和也、岡田准一、生田斗真、風間俊介…「脱ジャニーズ組」の活躍で追従者が続出か

二宮和也、岡田准一、生田斗真、風間俊介…「脱ジャニーズ組」の活躍で追従者が続出かの画像1
二宮和也

 昨年、社会に激震をもたらしたジャニーズ事務所創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題。

 旧ジャニーズ事務所である「SMILE-UP.」は、被害者に対して昨秋から補償を開始したものの、今年1月15日、東京都内で記者会見した「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーらからは、「(旧ジャニーズ事務所の)相談窓口はほとんど機能していない。被害者にもっときちんと向き合ってほしい」と指摘された。

「同じ15日、SMILE-UP.は、公式サイトで補償状況を報告し、窓口への申告者数が同日時点で939人、すでに補償金が支払われたのが125人であることを公表しましたが、当事者の会のメンバーにはまだ誰にも支払われていないそうです。メンバーからは、『社名を変えただけで、これまでのジャニーズ事務所と全く変わっていない様相に苦言を呈したい』と言われていました」(芸能ライター)

 批判の矛先は旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務などを引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT」に対しても向けられ、「当事者の会」の石丸志門副代表からは「史上最高のエンタメを目指す前に、被害者にメッセージをください」と訴えられたが、そうした状況に愛想を尽かしてか、昨年、岡田准一二宮和也生田斗真風間俊介が事務所から独立。彼らが独立直後も活躍していることから、「STARTO ENTERTAINMENT」の今後を脅かしているという。

「ジャニー氏の性加害が社会問題になる前だったら、独立した4人はかつて元SMAPの香取慎吾、稲垣吾郎,草彅剛らがそうだったように業界から干された可能性が高いでしょう。しかし、今の事務所にそんな力はない。仮に裏で圧力を加えたとしても、メディアから猛バッシングにあうでしょう。独立組の4人にはドラマや映画のオファーだけでなく、CMの依頼も殺到していますから、彼らの活躍を見て、後に続くタレントが増えるのではと危惧されていますよ」(大手プロ役員)

 旧ジャニーズ事務所が、故ジャニー氏の性加害を認め、昨年9月7日に謝罪会見して以降、所属タレントのCMは次々打ち切りに。とりわけ、日本マクドナルドが2020年からCM起用してきた木村拓哉に代えて、10月からDA PUMPを起用したことは業界で話題を呼んだ。

 「それだけではありません。1月16日から流れている“朝マック“のCMに岡田準一が起用されました。岡田は昨年、ジャニー氏の性加害問題を受けて同社のCMを事実上降板となっていましたが、昨年11月末に独立したことで、簡単にCM復帰できた。ファンだけでなく、業界関係者も驚いています」(大手広告代理店関係者)

 個人事務所を設立した岡田は、その演技力だけではなく、身体能力も高く評価され、アクション映画のオファーも殺到しているというが、岡田の次に独立した嵐の二宮和也もまた、『パズル&ドラゴンズ』のCMにVTuber二宮和也として出演している。

 「二宮にはドラマのオファーも殺到していて、今年7月期のTBS系日曜劇場枠では主演ドラマが内定しています。2018年に同枠で放送されて全話平均14.3%を記録した『ブラックぺアン』の続編ですが、そのほか、昨年高視聴率をマークした『VIVANT』の続編の出演も内定しています」(プロデューサー)

 二宮と同時期に退所した生田斗真は、多部未華子と共演したNHK特集ドラマ『幸福な人』が再編集され、1月29日からNHK総合『あさイチ』で放送されるほか、主演映画『告白コンフェッション』が今年のゴールデンウィークに公開される予定だ。

 「昨年10月期のテレビ朝日系ドラマ『たとえあなたを忘れても』が好評を博した風間俊介は、やはり昨年放送された『勝利の法廷式』(日本テレビ系)の続編出演が検討されているという噂もあります。ジャニーズ退所組の4人とも、独立の影響はなく、かえって彼らの活躍に刺激されて、旧ジャニーズから独立するタレントが続くかもしれません」(前出の大手プロ役員)

 その筆頭格として噂されているのが、SexyZoneの菊池風磨と中島健人、それにHey! Say! JUMPの山田涼介だという。

 「菊池、山田の独立は以前から噂されていましたが、セクゾの中島も、3月末にグループを卒業することになりました。とりあえず、引き続き事務所に所属すると発表されていますが、彼は岡田准一の生き方に共感しているといいますから、今後、独立の可能性もあり得ます」(前出の芸能ライター)

 STARTO ENTERTAINMENTは、旧ジャニーズ事務所に所属する約160名のタレントとエージェント契約を結ぶと公言しているが、現段階では実現していない。独立後の4人の活躍は、STARTOの脅威になりそうだ。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2024/01/29 18:11
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