石原さとみ『アンサング・シンデレラ』キャラクター分析と見どころ紹介！ 恋愛関係への発展はある？

　新型コロナウイルスの影響を受けて放送が延期されていた『アンサング・シンデレラ　病院薬剤師の処方箋』（フジテレビ系）が、いよいよ今週7月16日から放送が開始される。

 『アンサング・シンデレラ』は、萬津総合病院を舞台に、入院・外来患者に薬を提供する“病院薬剤師”の姿を描いた作品。原作は荒井ママレの漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』で、キャスト陣には石原さとみ、田中圭、西野七瀬、成田凌など旬の俳優たちが顔を並べる。本稿では、主要登場人物のキャラクターを分析しながら、人物ごとの見どころを紹介していく。

　まずは、石原演じる主人公・葵みどり。とにかく仕事熱心な、勤続8年目の中堅薬剤師である。患者のことを思うあまり深入りしてしまい、上司から「もっと効率的に仕事をしろ」と叱咤されることも。それでも、自分の昇進や出世よりも患者のためを思って病院を駆け回る、芯の強い女性だ。6年制の薬学部をストレートで入学・卒業したとすれば、現在32歳のみどりは、薬剤師だけでなく、人としてもさまざまな経験を積んできたはず。そんな彼女が、患者との関わりや仕事仲間の言動から、新たに何を学ぶのかに注目していきたい。

　続いて、西野七瀬演じる相原くるみ。新人薬剤師で、「向いてなかったら辞めようと思っています」と宣言するような、いわゆる“イマドキ”の若者だ。みどりに指導を受けながら働き始めるも、主任の刈谷奈緒子（桜井ユキ）に「葵（みどり）のやり方、絶対に真似しないで」と忠告される。そんな言葉を耳にしながらも、くるみはみどりの背中を見て、どのように変わってゆくのだろうか。その成長ぶりに注目である。

　そして、田中圭演じるみどりの上司・瀬野章吾。薬剤部の副部長を務めており、過去にとある一件で薬剤師の立場を変えた“デキる男”。みどりに厳しい言葉をかけることもあるが、患者と真摯に向かう姿勢は認めており、いざという時には助けてくれる。みどりが尊敬する存在なだけあって、数々の困難を乗り越えてきた奥の深い人なのだろう。視聴者の心を打つ名言・名セリフに期待したい。

　最後に、成田凌演じる“謎の男”。詳細は明かされていないが、みどりに何かしらの大きな影響を与えることが予想される。ほかにも真矢ミキ演じる薬剤部部長・販田聡子や、でんでん演じるドラッグインフォメーション室責任者・荒神寛治など、個性豊かなキャラクターたちが物語に彩りを加えていく。

　医療ドラマには恋愛要素が絡められることもあるが、『アンサング・シンデレラ』で、みどりが誰かと恋愛関係に発展することはあるのだろうか。SNSでは「石原さとみは田中圭と成田凌、どっちのイケメンを選ぶのか」と展開を楽しみにする声もあれば、「恋愛を絡めたりせずに、真面目に働く薬剤師の姿を見せてほしい」といった意見も上がっている。どちらにせよ、薬剤師の姿を丹念に描くことは必須となりそうだ。

　登場人物ごとにさまざまなドラマがありそうな『アンサング・シンデレラ』。一人ひとりの表情の変化にも注目しながら、物語を楽しんでいきたい。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ　病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系にて、7月16日（木）スタート／毎週木曜22:00～
出演：石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作：荒井ママレ
脚本：黒岩勉
演出：田中亮、相沢秀幸
音楽：信澤宣明
プロデュース：野田悠介
制作著作：フジテレビ第一制作室
公式サイト：https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ（ライター）

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ