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「広報担当たった1人」で現場は大混乱『THE MANZAI 2011』のお寒い舞台裏

themanzai2001.jpg『THE MANZAI』公式HP

 17日に生放送された『THE MANZAI 2011』の現場で、フジテレビの対応が取材に訪れた報道陣をあ然とさせたという。

 実際に取材に訪れたテレビ誌記者は「何とこの日、フジの広報担当者は1人しかいなかったんです。昨年まで開催された『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の後継番組という位置付けだから、多くの報道陣が集まるのは分かっていたはずなのに、何でこんなおざなりな広報体制なのか理解できませんよ」とあきれ返った。

 『THE MANZAI』は、昨年まで10年間続いた『M-1グランプリ』の後を継ぐ形で今年スタートした。『M-1』はテレ朝系で全国放送されていたが、テレ朝制作ではなく大阪の朝日放送(ABC)の制作。ただ決勝戦は毎年、東京のテレビ朝日で行われていた。

 ほぼ毎年『M-1』の取材に行っていたというお笑い雑誌記者は「当日はABCのスタッフが大阪から大挙して東京に出張。報道陣の対応にあたる広報部員も10人以上は必ず来ていた。見ているだけで『M–1は社運を賭けたイベント』という意気込みが伝わってきたものでした」と言う。

 昨年までABC社員の意気込みを見てきた報道陣にとって、『THE MANZAI』の広報スタッフが1人しかいない、という事態はありえない話。

「そのスタッフも用意された記者室にほとんどいなかった。資料の配布などの雑用は、代わりに吉本興業のスタッフがやっていた。土曜日だから休みなのかもしれないが、ABCの姿勢とは雲泥の差ですよ」(同)

 たった1人で取材の仕切りがうまくいくはずがなく、現場ではこんな笑えない事態もあったとか。

「番組終了後、優勝者のパンクブーブーの会見があったが、報道陣が会見場に移動するため階段を上がっていると、上から出演者がみんな下りてきたため5分くらい階段に立ち止まって待たされたんです。出演者が報道陣と鉢合わせするなんて、広報担当者が絶対に避けなきゃいけないんですけどね」(同)

 その中には惜しくも準優勝に終わり、うなだれた様子のナイツの姿も。ものすごく悔しそうな顔をして階段を下りる塙宣之も、報道陣にバッチリ見られた。さらにアシスタントの高島彩の姿も見られた。

「アヤパンは取材されるのが大嫌いで、公のイベントを除いてマスコミの前にはめったに出ない。それなのに、一眼レフの大きなカメラを持ったカメラマンが居並ぶ中を歩かされてムッとしてましたよ」(同)

 結局『THE MANZAI』の平均視聴率は15.6%と低迷(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。大会が定着した6回目以降は必ず18%以上をマークした『M-1』に比べて物足りないが、フジテレビのやる気のなさを見ればこの数字も当然かもしれない。

M-1グランプリ the FINAL PREMIUM COLLECTION 2001-2010

素敵だったやん……。

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最終更新:2018/12/07 19:48
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