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“人妻溺愛文明”の謎が明らかに!? おふざけバラエティ『ジョージ・ポットマンの平成史』

pot03.jpg『ジョージ・ポットマンの平成史Vol.1』「人妻史」より

 この3月まで放送されていた教養風バラエティ番組『ジョージ・ポットマンの平成史』(テレビ東京系)。歴史学部教授で日本近現代史専攻のジョージ・ポットマンなるイギリス人(実在しない)が、平成時代を“歴史”と捉え紹介。「ファミコン史」「巨乳史」「ブログ・ツイッター史」「パワースポット増え過ぎ史」など、さまざまな平成史を、毎週取り上げてきた。

 教養風バラエティ番組といえば、1990~91年に放送され人気を博した『カノッサの屈辱』(フジテレビ系)を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、『ジョージ・ポットマンの平成史』のおふざけレベルはその比ではなく、さすがテレビ東京、シャレの分かる大人のための上質な番組といっていいだろう。

pot01.jpg「スカートめくり史」より

 そんな同番組のDVDが、4月18日に2巻同時発売。Vol.1では、放送回から「人妻史」「白ブリーフ史」「性教育史」、Vol.2では「童貞史」「スカートめくり史」「ラブドール史」を収録。とくに人気の高かったエッチな回ばかりが収められている。

 「人妻史」では、エロ市場で大きなパイを占める平成の人妻人気を多角度から考察。平成の日本は「一億総人妻溺愛文明」であると定義し、その背景や人妻の魅力を、人妻AV女優や、人妻風俗嬢らに話を聞きつつ探っていく。

 また、鹿鳴館外交による「夫人=エロい」という言語イメージの誕生経緯や、「人妻ナース」「人妻女教師」「団地妻」など、「人妻」や「妻」を付けることで途端にエロくなる日本人の言語感覚を紹介。その理由を、原題が『エマニエル』にもかかわらず、わざわざ『エマニエル夫人』という邦題を付けた事例などを取り上げながらひも解いていく。

pot06.jpg「白ブリーフ史」より

 同じくVol.1に収録されている「白ブリーフ史」では、1970年代、サーフィンブームの訪れで「浜辺で着替える際に股間がモッコリするのが恥ずかしい」と、衰退の一途をたどる運命となった白ブリーフを研究。いまや、一部のお年寄りと汁男優くらいしか身に着けることのなくなってしまった絶滅寸前のそれを丁寧に見直していく。

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