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拉致問題解決は間近!? 金正恩第一書記が日本政府へメッセージ?

1200639859.jpg「週刊現代」9月8日号

優秀作
「世界的スクープ! 金正恩『単独会見』4時間」(「週刊現代」9月8日号)

佳作
「領土に侵略者!『野田総理』尖閣に立つべし」(「週刊新潮」8月30日号)

佳作
「読売新聞『取材メモ誤送信』ネタ元警察官は自殺未遂していた!」(「週刊文春」8月30日号)

次点
「急進的反原発に染まりかけた元首相夫人『安倍昭恵』」(「週刊新潮」8月30日号)

 夏バテのせいか、週刊誌にも疲れが見える。中でも連続スクープを連発してきた文春にその色が濃い。今週の売り物は「主犯格は大物女優の娘【いじめ】青学中等部『セレブ子女』」だが、文春らしくない記事である。

 いじめ事件が起きたのは、今年の5月下旬だそうである。保護者の一人がこう語る。

「二年生のA子さんが、数人のいじめグループによって、校内のトイレに追い込まれた。加害生徒は同級生の女子四人と男子二人。女子四人は直接手を下さず、“実行犯”の男子生徒に、いじめの指示をしていたらしい。男子はトイレの個室に無理矢理入り込み、白無地のブラウスにスカート姿のA子さんの衣服を剥ぎ取り、その様子を携帯電話のカメラで撮影したのです」

 A子はこのことを父親に話し、激怒した父親が学校に怒鳴り込んで事態が明るみに出てしまった。ここまではいいのだが、それから後がいけない。「首謀者の一人はB子。あの○○さん(大物女優の実名)の娘です」というのだが、この女優が誰なのかさっぱりわからない。

 もちろん、それがわかれば生徒たちのプライバシーに関わるから、配慮したのはわからないでもないが、読んでいて面白くない。これなら大物女優の実名を出して、娘の素行はボカして書けなかったものだろうか。

 今週も「原色美女図鑑」でAKB48をやっているのも文春らしくない。東京ドーム公演の公式ムックを取れたことがそんなにうれしいのかね。

 今週はそのようなわけで、グランプリ該当作が見当たらないので、優秀作と佳作、次点を選んでみた。

 次点になったのは新潮の安倍元首相の妻の記事。これは現代でもやっているが、新潮のほうが短くピリッとしていていい。

 夫の安倍晋三元首相は橋下徹大阪市長から組まないかと誘われているそうで、ご機嫌がいいようだが、その妻アッキーこと昭恵夫人が、山口県知事選に出馬した反原発の旗手・飯田哲也環境エネルギー政策研究所長と親交があるというのだ。

 彼女は新潮のインタビューで、彼の講演会に行って、原発システムの在り方について疑問を抱くようになったと答えている。上関原発の建設予定地の祝島で、島中が建設阻止の反対運動を続けているが、そこへも行ってきたという。さすがに行くときは亭主から反対されたようだが、押し切ったそうである。

 彼女は大学院で学び直して修士課程を終えた。修士論文のテーマはミャンマーでの寺子屋教育で、お金がなくて学校に通えない子どもたちの支援も続けている。震災以降は自給自足の生活を目指して、無農薬稲作も手がけているそうだ。

 ウルトラ保守の星・安倍元首相も原発推進、憲法改正なんて言っていると、小沢一郎のように、自立した妻から三行半を突き付けられないとも限らないぞ。

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