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アイドルユニット「カタモミ女子」インタビュー

「バルサのメッシを揉みたい!」“揉みに行ける”アイドルが掲げる壮大な野望とは?

――時はアイドル戦国時代。渋谷に新たなアイドルユニット「カタモミ女子」が誕生した。「”肩もみ”を世界に通じる文化に」という野望を持つ彼女たちの素顔に迫る!

1301_katamomi_n.jpg(写真/磯部昭子 A/M)

 アイドル戦国時代の現在だが、渋谷で新たに誕生したアイドルは、なんと「揉みに行けるアイドル」。肩もみを通じて日本を元気にするというコンセプトで活動している。しかし、なんでまた肩もみでアイドル?

「古き良き日本の文化をコミュニケーションツールとして世の中に広めていけたらいいね、ってことでやってます!」と答えてくれたのは、メンバー1フットワークが軽くて活発なゆかちんさん。おおー、模範解答が出た、と思ったら「あずはー、PV撮影で海外に行けるって聞いたから!」と、ちょっとギャル系の姐御キャラ・あずぱんさんが一言。「『肩もみニケーション』って曲のPV撮影がグァムで、私は香港とかは行ったことあったんだけど、アメリカ系に行くのは初めてだったから、『(アイドルを)やります!』って言いました。現地の人とか超かっこよくて楽しかった! 英語しゃべれないけど、遠目から見て『イケメンだー』って目の保養ができたし」。

 このあずぱんさん、アイドル活動を始める前は、テキ屋を6年やっていたという異色の経歴の持ち主。そんな彼女を筆頭に、メンバーはみな個性派揃いだ。徳島出身で「ほなけんな~」といった方言がかわいいめいさんは、特技の阿波踊りを披露してマネージャーさんを絶句させたり。顔がりんごっぽいという理由で“あかりんご”と呼ばれているあかりさんは「時間に遅れるのが心配で、いつも仕事の2時間前には仕事場に着いてます!」という心配性ぶり。現役大学生で妹系のひかるさんは、ミャンマーで植林ボランティアをするしっかり者かと思いきや、「私は神奈川出身なんですけど、都会が怖くて。スクランブル交差点で横断歩道じゃないところを歩くのとか、緊張します」と妙に不安げだったり……。彼女たちと話していると、おかしなエピソードがどんどん出てくる。

 そんな個性派メンバーだからこそ、肩もみというコンセプトにマッチしている。実はこのカタモミ女子、肩もみの魅力を広く伝えるため、渋谷の「肩もみ専門店 カタモミ女子」にて日夜肩もみを行っているのだ。ただ見ているだけのアイドルでなく、1対1でしゃべりながら相手の肩を揉んだり揉まれたりする彼女たちの魅力は、コミュニケーションを通じて十二分に発揮される。実際、お店でも「『しゃべるだけでいいよ』っていうお客さんもいます」(ひかるさん)という。そして、肩もみを通して交流するからこそ、普通のアイドルのように自分の好みだけでは好きな子が決まらない。

「肩もみってうまい・ヘタだけじゃなくて、(指圧の)強さとかツボみたいな相性があるんです」(あずぱんさん)

 肩もみ自体も、お客さんに教わったりしながらどんどん上達している。あかりんごさんは、美容の学校で学んだフェイシャルマッサージも取り入れてマッサージ。めいさんは「45分真剣に揉むと、クタクタになります。でも、お客さんにも『すっごい気持ちよかった』って言ってもらえて、手に職がついてきたなって(笑)。資格も取りたいくらい」と、もはやアイドルなのかマッサージ師なのかわからないガチぶりだ。

 そんな肩もみアイドルに今後の目標を聞いてみると、実は人見知りという真由美さんは「肩もみは誰でもできるコミュニケーションだから、みんなに広めていきたい。肩もみを流行にしたいですね」とのこと。かと思えば、あずぱんさんは「今度はライブとかで海外に行って、ラテン系のイケメンに会いたいっすね。バルサのホームグラウンドで、メッシの肩を揉みたい!」とフリーダムなお答え。でも、肩もみを通じて海外交流っていうのはアリかも!? ともあれ、実際に会わなければ本当の魅力がわからないのがカタモミ女子。「とりあえずワンチャン会いに来て!」(ゆかちんさん)という彼女たちにいっちょ揉まれてみては?

(文・構成/小林 聖)

カタモミ女子(かたもみじょし)
今年の10月20日にデビューした「肩もみを世に推進するために結成された」アイドル。総勢17人が所属。今回、取材したのは、写真右より、あずぱん、真由美、ゆかちん、めい、ひかる、あかりんご(以上、敬称略)。グァムでPV撮影を行った『肩もみニケーション』がYouTubeにて公開中。

『肩もみ専門店カタモミ女子』

1301_katamomijyoshi.jpg

肩もみをしたり・されたりしながら、コミュニケーションを楽しむリラクゼーションサロン。畳の間も完備したくつろぎスペースで、癒しの空間を提供している。その一風変わった業態から、各種ウェブメディアやテレビなどで取り上げられる。「カタモミ女子」たちが日夜活動する拠点ともなっている。彼女たちの参加状況は、公式HPをチェック!
住所:東京都渋谷区宇田川町26-5育真ビル4F/電話番号:03-3464-0651/営業時間:12時~22時 (日曜日は21時まで)/公式HP〈http://www.katamomi.jp/index.html

最終更新:2012/12/21 21:00
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