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引退・高見盛「実は最強だった」証言多数 “八百長騒動”も蚊帳の外で「すべてガチ」だった!

takamisakari.jpg『愚直に、一途に―高見盛の生き方』
(東邦出版)

 ぎこちない動作から“角界のロボコップ”と呼ばれた元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。


 千秋楽は若荒雄を下して5勝10敗で場所を終えたが、来場所の幕下転落が確実となったことから決断した。今後は東関部屋付きの親方として第二の人生を歩むという。

 都内のホテルで記者会見した高見盛は「体全体がボロボロで、これ以上取っても体を傷つけるだけ」と語り、現役最後の一番を白星で終え、満員の館内を沸かせたことを「覚悟を決めていたから、力を発揮できた」と笑顔で振り返った。

 角界の人気者がまた一人、土俵を去ることになるが、相撲担当記者の中には「高見盛最強論」を唱える人も多い。

 高見盛の右手の握力は角界屈指で、それを生かした右四つの体勢からの力相撲は圧巻。

「平成の名横綱も言っていました。『あいつが右四つになると本当に強い。ふんばっても力で持っていかれる』と。正直、高見盛というとお茶の間ではネタっぽく見られていますが、れっきとした実力者なのです」(担当記者)

 引退会見で「体全体がボロボロ」と語ったことも実に興味深い。別の担当記者が明かす。

「高見盛は番付が下がっても人気者だったから、懸賞金の数が格段に多かった。相撲では勝者が懸賞金を総取りできるシステム。相手力士にしてみれば、高見盛との対戦はおいしく、魅力的。ほとんどの力士が高見盛と何日目で当たるかを逆算して、そこに体調のピークを持っていっていた」

 裏を返せば、“八百長問題”で大揺れだった時も、高見盛だけは蚊帳の外で、取り組みはすべて「ガチ」。それも相手はモチベーションMAX状態だ。それがどれほど過酷だったかは想像だに難くない。「体がボロボロになるのも当然。入門から引退まで、全力勝負してきたのは高見盛くらいのもの」とは角界関係者だ。今は「おつかれさま」という言葉しかない。

最終更新:2013/01/29 10:00
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