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「日本企業がのりピーを拒否」中国で人気絶大の酒井法子が日本の芸能界にこだわるワケ

sakai0612.jpg『碧空の狂詩曲 ~お市の方外伝~』(ワニブックス)

 女優の酒井法子(42)が11日、所属事務所の公式サイトで、22日にモデルとして出演を予定していたシンガポールのファッションイベント「ASIA STYLE COLLECTION」に、急きょ出演できなくなったと発表した。

 同イベントは、中国、韓国、日本などのモデルやアーティスト、企業が参加するアジアの一大イベント。一部報道によると、2009年に覚醒剤取締法違反で逮捕された酒井のイメージを危惧した現地の日本企業数社から、出演を取りやめるよう要請があったという。

 だが、中国で絶大な人気を誇る酒井の突然の降板に、中国のスポンサーは猛抗議。「酒井が出ないのなら」と、次々と参加を取りやめてしまったという。

 薬物犯罪に厳しい中国において、なぜ酒井の人気は衰えないのだろうか?

「中国での彼女の人気は、日本の比ではありません。1990年頃、日本の芸能界がまだ目をつけていなかった台湾や中国にいち早く進出。中国語でCDを発売し、コンサートを行ったんです。当時、日本人が中国語で歌うのは珍しく、それが感動につながり、たちまち中国人を魅了しました。さらに、その直後に中国で放送された『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)や、『星の金貨』(日本テレビ系)が立て続けに大ヒット。中国人の心に、ドラマで演じたピュアな役のイメージが根付き、人気が不動のものとなったようです。

 もちろん、中国でも酒井の逮捕劇は報じられましたが、非難するどころか、執行猶予中に中国政府は酒井を公式招待し、薬物乱用撲滅のPRキャラクターに起用しています」(芸能記者)

 酒井は今年1月、中国の「アジア・ファッション・アワード」で優秀女優賞に選ばれ、授賞式に出席。同賞が、中国のネットユーザーによる投票で決まったことからも、その人気がうかがえる。

 一方、日本の状況を見ると、テレビドラマ復帰作となる7月放送の『黒い報告書 女と男の事件ファイルIII 誤解』(BSジャパン)の制作発表時に、「テレビ復帰はまだ早すぎる」と批判が殺到。相変わらず風当たりは強いようだ。

「今も中国映画の出演オファーは絶えず、『中国に永住してほしい』とラブコールを送るファンも多い。『活動拠点を日本のこだわらなくてもいいのでは?』とアドバイスを送る関係者もいるようですが、中2の一人息子もいますし、今はできるだけ日本にいたいのではないでしょうか?」(同)

 先月28日、育ての親であるサンミュージックプロダクション・相澤秀禎氏の通夜で「また会える日があったら、『一生懸命に生きた』と言えるように頑張ります」と涙ながらに語った酒井。“のりピー”の原点である日本の芸能界で踏ん張る意思は、想像以上に固いのかもしれない。

最終更新:2013/06/12 16:30
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