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これが「著作権フリー」の功罪……!? AV版『ブラックジャックによろしく』の衝撃

Still0802_00001.jpg大学名、人物名も実名です。

 昨年9月、マンガ家・佐藤秀峰氏は異例の発表を行った。自身が2006年から講談社「モーニング」で連載していたコミック『ブラックジャックによろしく』の「著作権フリー」を宣言したのだ。

Evernote-Camera-Roll-201308.jpgこちらが本物の永禄大学卒研修医・斉藤英二郎

 これにより商用・非商用を問わず、あらゆる二次創作の素材として無償で使用することが可能なった『ブラックジャックによろしく』は、実際に通信大手SoftBankの「ホワイトジャックによろしく」キャンペーン(http://mb.softbank.jp/mb/special/white_jack/)に利用されたり、ニコニコ動画で「公式MAD作品アワード」(http://ch.nicovideo.jp/bla_yoro_mad)が開催されるなど、個人・企業を問わず多くの事例に採用されている。

 また、佐藤氏はこの「著作権フリー化」によって、小学館で連載した『新ブラックジャックによろしく』など他の作品の販売が飛躍的に伸び、「フリー化」から7カ月半で4,000万円余りの売り上げがあったことを公表。異例の「フリー化」は作家にもユーザーにも非常に高い相乗効果をもたらしたようだ。

 そんな中、「ついに」というべきか、「やはり」というべきか、AVメーカーSODがAV版『ブラックジャックによろしく』をドロップする。

 同作の制作を担当するのは、本格ドラマAVを得意とする「東京ティンティン+」。すでに公表されているパッケージ写真には本家『ブラよろ』の表紙画像と、『ブラックジャックによろしく』という文字がまったく伏字なく表記されており、やはり従来の“パロディAV”とは一線を画す「本物感」が漂っている。

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